【レビュー№1793】最新版 就活難民にならないための大学生活30のルール


 最新版 就活難民にならないための大学生活30のルール

評価★★★

野口悠紀雄先生の名言に「図書館の返却で戻ってきた本が置いてある棚にある本は当たり」というのがあるが、本書も地元図書館のいわゆる返却棚で発見した一冊だ。

著者の名前はネット初期にはよく見かけたが、最近はあまりお見かけしない気もしつつ、評者もそろそろ子供が就活が視野に入ってきたこともあって借りてみたところ、家族みんなに好評だったのでAmazonで中古本を買った(なお、既に新刊は絶版のようである)。

女房と子供からの相談は「就活のためにどんな資格を取ったらいいのか?」ということだったが、本書には資格のしの字も出てこない。勉学、サークル、バイト、恋愛含め、全力に事に当たり、人様にそのことを説明できるくらい集中してやっておかないと、就活の面談の時に行き詰まってしまうよ、といった書きぶりになっている。

私もそうだと思う。学歴や資格を採用するのではなく、その人を採用するのだから、その人が何を語るかがすべてだと思うのだ(若い頃に2年ほど採用の手伝いをした経験からもそう思う)。変な資格取得ビジネスにかからないことを切に願うばかりであった。

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