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8月 8, 2015の投稿を表示しています

【レビューNo.1364】ドローン・ビジネスの衝撃

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評価★★★ 本書の著者も、 ネット上では著名人で私も長いことネット上でお世話になっている が、直にお会いしたことは無い。 過去にも何冊か執筆をなさっておられるが、 今回は話題のドローンについての著作ということで手に取ってみた 。 現時点におけるドローンの現況と今後の展望を知ることのできる好 著だと思われる。もっとも、 この手の本はすべからくそうなのだろうが、 ドローンの様な最先端の分野は日々変化が生じているのだろうから 、読むなら早めのうちがいいのだろう。 本書の冒頭に世界初の有人動力飛行を成し遂げたライト兄弟の一人 、三男のウィルバー・ライトの言葉が引用されている。彼は「 人類は1000年たっても飛ぶことはできないだろう」 と周囲に語っていたそうだ。しかし、 実際はどうだったであろうか? マスコミによるドローンについての否定的ないし悲観的な報道が散 見される中、正しい理解と展望を知りたいなら、 本書を開くことをお勧めしたい。

【レビューNo.1363】ルーズベルトの死の秘密

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評価★★★★ 例によって 池田信夫氏推薦図書 なのだが、 さすがに本書の内容には驚かされた。本書によれば、 第二次大戦中の米国大統領であるフランクリン・ ルーズベルトは長期間にわたり病に冒されていて、 ヤルタ会談の頃には恐らくは皮膚癌が脳に転移し正常な意思決定判 断ができない状態だった可能性が高かったという。 その隠された大統領の身体が、病がどの様なものであったかを、 あたかも伝記の様に生まれてから死ぬるまでの記録を発掘し( ようとし)たのが本書だ。 ヤルタ会談ではソ連の対日宣戦が密約されたわけだが、 正常な状態でなかった大統領によってその様な決定がなされ、 もしかするとそのことが広島長崎への原爆投下に繋がったのかも知 れないと思うと、広島生まれとしてはやるせない。もっとも、 最大の被害者はその後ソ連の管理下となった、 東欧諸国だったのだろうけれども。

【レビューNo.1362】住宅ローンのしあわせな借り方、返し方

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評価★★★★ 著者とは直にお会いした事はないが、 ウエッブ上では随分長いこと(5年くらいか?) 個人的にお世話になっている。二人の考え方の共通点は、 タレブのブラックスワン だ。 本書には、タレブのタの字も、 ブラックスワンのブの字も出て来ないが、 私には本書を透かすとナシーム・ タレブのお馴染みの髭面が眼に浮かぶ。 今回は本職?の住宅ローン相談分野での執筆という事のようだが、 まあとにかくこれまで世の中に存在したその手の本の、 およそ真逆なことが提案されていて痛快だ。 女房殿に迫られていやいや持ち家のための住宅ローンを検討してい るような諸兄であれば、絶対に読んでおくべき書だろう。