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4月 18, 2010の投稿を表示しています

幼稚化する投資銀行

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これは、いかんなーゴールドマンサックス。踏み上げさんのブログから。 (以下全文引用) 幼稚化する投資銀行 : "「いまに見てろ、全てが音を立てて崩れるから。このオレ、華麗なFab様だけが複雑で、高レバレッジで、エキゾチックなトレードの持つ真の意味を理解し、生き残るのさ!」 “The whole building is about to collapse anytime now… Only potential survivor, the fabulous Fab… standing in the middle of all these complex, highly leveraged, exotic trades he created without necessary understanding all the implications of those monstruosities!!!” (原文そのまま) これは米国証券取引委員会(SEC)がCDOの組成に関してゴールドマン・サックス(GS)を起訴した際、被告として名指しにされたゴールドマンのバイス・プレジデント(=日本では係長程度の役職)のメールの文面です。 ゴミ証券をパッケージ化して販売した際に得意になって送信したメールだそうです。 ニューヨーク・タイムズのコラムはThis is painful to read.つまり読むに堪えない酷い文章だとこきおろしています。 続きを読む "

マーケティング的なるものは人々をインスパイアしない―民主党の支持率低迷から考えたこと

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毎度の金融日記さんのブログから。 (以下全文引用) マーケティング的なるものは人々をインスパイアしない―民主党の支持率低迷から考えたこと : "民主党政権の支持率が下げ止まらない。 最近の多くの調査で30%を切る危険水準に陥っている。 出所: 時事ドットコム 、時事通信社 しかし、これは見方によっては非常に皮肉なことではないか。 民主党政権は人気につながることなら何でもいうし、何でもやろうとする超ポピュリズム政権だ。 そこには長期的な日本の国益のビジョンはまったくなく、つねに世論に阿り、マスコミに媚び、大きな票田を持つ利権団体には平身低頭で接する、徹底した大衆迎合だけが存在するのだ。 たとえばAとBという政策があったとき、民主党政権が気にすることは、どちらを選べばより支持率が上がり、より選挙に有利になるかということだけである。 しかし、今、国民からそっぽを向かれているのが、その民主党政権なのである。 このようなポピュリズム政権が、その意図とは裏腹に、どんどん人気を失っていくことはなんだかとても不思議だ。 しかし、実はこれは不思議でもなんでもなく、ビジネスでも、投資でも、そして私生活でも非常によくあることなのだ。 携帯電話なんてみても、それぞれの要素技術は優秀で、膨大なアンケート調査などで人々が要求する機能を調査して、それらを次々と追加し、莫大な広告費を投入した日本のメーカーの携帯電話は世界でパッとせずに、一気に市場を制したのはある意味 嫌な奴で傲慢な独裁者のスティーブ・ジョブス が自分のこだわりで自分が欲しいものを徹底的に作った iPhone だった。 そこにはマーケティングにより市場の声を聞いて、消費者に合わせるという発想が全くない。 「これが俺のプロダクトだ」と傲慢に押し付けるだけだ。 しかし、人々はそれに熱狂した。 人気のある個人ブログなどを見渡してみても、サーチエンジンの最適化とか、アクセス増加のためのテクニックなどを必死にやっているところなどどこにもない。 人気ブログは、作者が書きたいものを書いているのだ。 だからこそ読む人は面白いのだ。 読者に阿る必要など全くないし、むしろそんなことをしてはかえって面白くなくなる。 投資の世界でも同じだ。 つい最近、行動ファイナンスや最先端の金融工学の有名教授や、スター・ファンド・マネジャーを集めて運用されてい