【レビュー№1250】Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック ナンバー) 2014年 5/15号
Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック ナンバー) 2014年 5/15号 [雑誌] 評価★★★★ 早いものでこの5/1でアイルトン・セナが事故死してから20年だという。道理で評者も年を取ったわけだ。評者にとって、アイルトン・セナは青春そのものだった。不幸な事故が起きた瞬間、悟った。これで私の青春は終わったのだと。あれほど見ていたF1中継もほぼぱったりその後見なくなってしまった。 そして20年。 かつてF1特集を何度も組んでいたNumber誌が思い出したようにセナ特集を出すと聞いて、居ても立ってもおられず購入した。かつてのセナファンであれば買って損は無いだろう。 様々な方がインタビューに応じているのだが、意外だったのが「千の風になって」で知られるテノール歌手の秋川雅史氏。実は、彼はあの日タンブレロで事故を目撃した数少ない日本人だったのだ(当時、声楽勉強のためイタリア留学中だったそうだ)。彼が、「千の風になって」を何を感じながら歌っていたのか。意外な事実が明らかにされている。