投稿

5月 11, 2015の投稿を表示しています

【レビューNo.1333】映画「ビリギャル」

イメージ
評価★★★★ 原作 もベストセラーだったようだが、自分はつい最近まで読んだことがなかった。原作のレビューに書いた通りで、事前には本原作についての評判は必ずしも良いものばかりではなかったが、評者はそうは思わなかった。受験生を持つ親、いや子を持つ親にとっては良い教本であったと思っている。 本映画作品も原作の良い点がさらに強調されていて、好ましい方向性だった。原作には若干著者(塾講師)の宣伝臭がないわけではないのだが、映画ではそれはかなり減少していた。 まあ、とにかく泣けた。

【レビューNo.1332】橘玲の中国私論

イメージ
評価★★★★ 本書の中身があまりにも重いので、幾人かの自分が知り得る中国についての専門家に一読とレビューをお願いしているのだが、未だに回答が無いのが残念だ。 極めて簡単に書けば、中国のすべての違和感の原因は人口が多いことだ、ということになるのだろうが、これだけを聞いても誰もこの本の中身について知ったことにはならないだろう。 著者が自ら書いている通り、本書はある小説家の単なる私的な中国論だろう。ただし、中国の現場を奥地に至るまで実地に見ているということを軽んじてはいけないと、私は思うのだが。