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12月 11, 2010の投稿を表示しています

牛丼と革命―未来世界のマックジョブ

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例によって橘玲氏のブログからだが、これはまた興味深い話だ。 下の記事を読みながら、以前読んだインテル創業者の著書「 インテル戦略転換 」を思い出した。 まさに、Only Paranoid Survive . (以下全文引用) 牛丼と革命―未来世界のマックジョブ : " 「お金と幸せの法則を教えましょう」 で、マクドナルド化の進化した姿として、牛丼チェーン「すき家」を展開するゼンショーを例に挙げた。 元革命家が経営するこの特異な会社の内実は、『日経ビジネス』9月20日号の「外食日本一ゼンショー 280円で仕掛ける“メガ盛り生産革命”」(飯泉梓)によって、はじめて一般に知られるようになった。すこし時間がたってしまったが、きわめて興味深い記事なので、その概略を紹介しておきたい(興味を持ったらぜひオリジナルの記事を読んでください)。 ゼンショーグループを率いる小川賢太郎が東京大学に入学したのは1968年、全共闘による安保闘争(70年安保)が始まった年だった。理想の世界を目指す小川は、「資本主義社会であるから世界に貧困と飢えが増殖するという矛盾が生じる。この矛盾を解決するために社会主義革命をやるしかない」と信じて東大全共闘に身を投じたが、安田講堂の攻防戦に破れて挫折。大学を中退して、横浜港の港湾労働者となって最底辺からの革命を目指した。 だがその2年後の75年、サイゴン(現在のホーチミン)陥落でベトナム戦争が終結するのを見て、小川は社会主義革命を見捨てて資本主義に「転向」。財務管理やマーケティング、法律などを徹底的に勉強した後、78年に「飢餓と貧困をなくす」ための新たな革命の第一歩として吉野家に入社する。 ところがその吉野家は、80年にあえなく倒産(その後、再建)、ふたたび一敗地にまみれた小川は、「自分が先頭に立ち、革命を統率するしかない」と決意し、2人の部下を引き連れて82年にゼンショーを設立する。社名には、「今度こそ、絶対に負けない。全戦全勝する」という覚悟を込めた。 短期間で「革命」を実現するために小川が選んだのは、徹底した独裁だった。『日経ビジネス』記事で描かれるゼンショーの社員(クルー)管理は衝撃的だ。 社員には「ゼンショーグループ憲章」という小冊子が配られるが、ここには「社員は群れてはいけない」「いい人に思われるようにするな」などの精神論と同時に、「商談

2011年の資産配分

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春山さんが来年の投資指針を示されている。 まあ、毎度のことですが投資については自己責任でくれぐれもお願いします(笑)。 (以下全文引用) 2011年の資産配分 : "2011年の想定を決めた 経済はLess Negative、 政治はLess Positive、 株はそれなりに上がるがvolaも高い、 と判断した。 下は、以前にも掲載した予想図だ。 私の基本見通しは、この1年間変わっていない。 年末年始でスパッと上がると言うのではないが、イメージ的には階段をゆっくり登る感じだ。 ここに書いたように 、2011年は2010年よりも投資家に優しいだろう。 色々懸念材料はあるが、当面のバンドエイドは貼られたし、相場に織り込まれた。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 今回から資産配分の表示趣向を変えてみる。 日本・アメリカ・欧州などの先進国:25% 新興国&アジア:65% その他:10% 、とする。 中身をETFやインデックス・ファンドにするのか、個別銘柄にするのかは、皆様の投資スタイルや経験レベルで判断していただけば良いと思う。 先進国: Web2.0銘柄群、Jリートの5%超の利回りは2011年も魅力的だと思う 。 EU諸国は避けたい。先進国の金融も避けたい。 その他: Commodity、L&S、色々あるだろうから柔軟に考えたい 週末しか時間が取れない投資家は、個別銘柄は10社以下にすべきだと思う。 インデックスと心中してはならない、自分で設定した目標と競争すべきだ。 2010年は、Volatility >>>> Return だったが、 2011年は、Volatility ↓ Return ↑ だろうから、 Volatility > Return 程度になるだろう。 2010年は、上がっても 0~5% 程度だろうと思った。 2011年は、 5~10% 程度の上昇が得られると判断している。 2010年は、当初期待が高く、途中でガッカリが発生した年 2011年は、期待があまりないので、心配したほど悪くないと安堵する年 この心の差が、「上がっても 0~5% 」から「 5~10% 程度の上昇」の違いを生む 2006年~2007年のようなバブルは、2011年は来ないと判断 2010年は、巡航速度の初年度 201