というわけで、本件については以下の一読を推奨します。 (以下引用) FRBも「新型オペ」(ただし吸収)=出口の素振り、日銀はベンチ from 本石町日記 by bank.of.japan 本業で書いた記事の補足。 日銀が臨時会合で名無しの新型オペを決めた前の日(11月30日)、NY連銀がリバースレポについて以下のようなステートメントを出した。 「…the Federal Reserve Bank of New York plans to conduct a series of small-scale, real-value transactions with primary dealers. Like the earlier rounds of testing, this work is a matter of prudent advance planning by the Federal Reserve. It does not represent any change in the stance of monetary policy, and no inference should be drawn about the timing of any change in the stance of monetary policy in the future…」 リバースレポの検討はしばらく前に公表済みで、それを受けての声明。要約すると、「リバースレポがFOMCの決定を経ていつでも実行できるように、その実務面を市場関係者と協議してきたが、近く実施することを計画している。もとより、これは試験的なもので、金融政策のスタンス変更を意味するものでは全然ない」。 もともと資金供給としてのレポがあり、そのプラットフォームを使って逆の吸収サイドを試験的にやる、ということだと思う。将来の(いつになるかは分からないが)出口政策をにらみ、円滑に余剰資金を吸収できるように実務的な流れを少額の実弾で確認する、というもの。バッターボックスに入る前の素振り、ですかね。いくら出口が視野になくても、日本だったらこういう実弾試射は大騒ぎになるだろう。その辺は米国市場、大人だ。 NY連銀はリバースレポ自体はあるが、これは海外中銀などとの相対取引のようだ。推測だが、海外中銀が勝手に市中で余剰...