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3月 24, 2015の投稿を表示しています

【レビューNo.1318】鉄道員

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評価★★★ 高倉健、菅原文太と日本を代表する男優陣が相次いで鬼籍に入った。 たまたまTSUTAYAに立ち寄ったら両男優の追悼コーナーがあった。やはり鉄分多めとしては、この作品かな(一瞬、 新幹線大爆破 と迷ったがw)と思い手に取った。名作と聞いていたが、まだ見たことがなかった。調べてみると約15年前の作品。道理で、大竹しのぶも広末涼子も若いw 北海道の廃線寸前のローカル線の終着駅の駅長の人生を振り返るというストーリーだが、子供にも女房にも先立たれつつも、仕事は妥協せず続けていくという #sck にはたまらない展開。 【鉄分】多めとしては、冒頭のSL列車の客車が12系であったり、デイーゼルカーのエンジン音からこれはキハ40系だろうとわかったりと不満がないわけではないが、健さんの演技は完璧だ。 改めて、合掌。

【レビューNo.1317】なぜ今、私たちは未来をこれほど不安に感じるのか?

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評価★★★ 金融関係の方から本書を賞賛される書き込みをいくつか拝見したので手に取ってみた。 大学の経済学部の教授が経済ド素人の女子学生相手に、現下の金融や経済、その歴史的背景や展望をレクチャーするという架空の小説の形を取って、アベノミクスを批判している書なのだろう。 様々な名著からの引用に加えて、昨今のコミック(例 進撃の巨人)などからのお茶目な引用も多く、初心者の方には読みやすいだろう。 こういう本があるというのは、今の時代(の学生さん)は恵まれている時代なのかもしれない。約30年前の私の学生時代には、この様な書物は皆目なかったと思う。