ブラック・スワンな日々

評価★★★★ 評者の大学同期同窓で 落語家の立川談慶師匠がいるのだが、彼は恐らく落語会屈指の筋トレオタク だろう（リンク先ご参照ｗ）。 かの ナシーム・ニコラス・タレブも「ガードマンを雇うより自分がガードマンになった方がいい」言い放ち筋トレオタクと化したことを自著で明らかに していた。 そんなこともありいつかは筋トレとは思っていたがなかなかその機会が無いまま時が過ぎていたのだが、たまたま娘がNHKの筋肉体操に出演中の 小林弁護士 のファン？となったことから本書を購入、また番組の録画も自宅に残されていたことから番組を見ながら本書を読むことになった。 面白いのは本番組（本書）の指導担当である 谷本道哉 近畿大学生物理工学部人間環境デザイン工学科准教授が、本書で「無謀なトレーニングで自らの体を壊して、いまだにその後遺症に悩まされている」「肩が痛くてボールも投げられないくらい」ということを吐露していることだ。氏によると、本番組で紹介されているわずか数分のトレーニングを数種、最大でも毎日実施程度で運動量としては十分だという。氏はいわばランナーズハイの様な症状になってしまい、オーバートレーニングに陥ってしまい故障をしてしまったのだ 。 だから、本書で示されている初心者用の週４日だけ最低限のメニューから評者は筋トレを開始している。そろそろ始めてから数ヶ月経つが、目に見えての効果は出てないが、なによりメンタルがタフになった気がするのがありがたい。あとは通勤電車とかに乗っていると、体幹が定まったことを実感する。 良心的な筋トレ入門書だと思う（動画のDVDも添付されており、番組録画が無い方も助かる構成となっている）。