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8月 26, 2021の投稿を表示しています

【レビュー№1815】さようなら全てのエヴァンゲリオン

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  さようなら全てのエヴァンゲリオン 評価★★★★ 残念ながら新劇場版エヴァンゲリオンを劇場で見る機会が無いまま公開期間は終わったようである(まだマイナーな映画館ではやっているのかもしれないが)。 この番組の録画も随分前にしていたのだが、どうも見る気が起きなかった。 重い腰を上げてようやく見てみたが、2時間近くの番組があっという間に過ぎていったような気がする。番組の始め辺りで庵野はNHKの取材班に繰り返し「ぼくばかり撮っていてもダメだよ」と発言し、時に対角線上からアップで撮れとか、豪雨となっている外の風景を撮りに行けと言い放つ。なんと傲慢な人なのだろうと思うところだが、そのあたりは最後まで見続けているとわかる気がする。本人がインタビューで語っていたように彼は周りを振り回すタイプなのだ。だから、振り回される周りを撮っていた方が面白い絵が撮れるよというのが、彼なりの取材班に対する優しさだったのだろう。 序破急と続いた新劇場版の後の「休止」についても触れているが、あまり知らなかった妻である漫画家の安野モヨコさんが実にできた人であり驚いた。この人なかりせば最終作の完成は無かったのだろう。 端的に言えば「碇ゲンドウ」を地で行く人なのだろう、この人は。 彼にとっての人類補完計画はこれで完成したのだろうか。

【レビュー№1814】ヤリス

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評価★★★★ ひょんなことから、予定外でトヨタのヤリスを一日レンタカーで運転することになった。そもそも実家に帰省とかした際に、たいがいレンタカー(車種指定せず)で出てくるのはこのクルマの旧モデルであるトヨタのヴィッツやホンダのフィットであることがほとんどであり、この手のコンパクトカーにはあきあきしていた(どれに乗っても大差ないから)のが、今回のこのヤリスだけには驚かされた。 このインタビューで豊田章男社長が語っているように、セカンドカーではなくてファーストカーとして十分いける。乗った感触から言えばかつのマークⅡもかくやと思うほどの、高質感だ。一番驚いたのが、偶然FMラジオをつけたときに気がついたカーオーディオの高音質。我が家の安物オーディオよりよっぽどいい音がするではないか! マイカーを手放してそろそろ20年近く経って、おおよそクルマへの関心も消えかけていたが、今回それを呼び覚ますだけの力をこの小さいクルマには感じた。何かの機会があれば トップモデルのGR とやらに乗ってみたい気がする。