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1月 27, 2010の投稿を表示しています

世界経済にとりソブリン債務危機は現実的なリスク=中国人民銀行副総裁

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なんか、中国の方がよっぽどまともなんですけど。発言が。 (以下一部引用) 世界経済にとりソブリン債務危機は現実的なリスク=中国人民銀行副総裁 : " [ダボス(スイス) 27日 ロイター] 中国人民銀行の朱明・副総裁は27日、世界的に各国がソブリン債務の危機に見舞われる現実的なリスクがある、との認識を示した。

「ブラック・スワン」の最も有効で優しい使い方 書評:ナシーム・ニコラス・タレブ「ブラック・スワン」

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最近お世話になっている 牟田さんのブログ タレブのブラックスワン の書評があったので、ご紹介。 (以下、全文引用) 「ブラック・スワン」の最も有効で優しい使い方 書評:ナシーム・ニコラス・タレブ「ブラック・スワン」 : "しばらく前に読了していたのだが、遅くなってしまった。 彼が言いたいことは、前著の「 まぐれ 」から変わっていない。 真の変化はそのシステム(=系・集合)の外からやってくる。 これだけ。 ホントにこれだけ。 でも、これが分からない人がわんさといる。 しかも「専門家」ほどこれがわからない。 本著のエッセンスは、「 まぐれ 」に、「 禁断の市場 フラクタルでみるリスクとリターン 」を加え、「 予想どおりに不合理―行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」 」で味付けしたもの。 この3著のエッセンスを完璧に理解しているなら、「ブラック・スワン」は読まなくてもいい。 完璧に理解していれば、ね。(あ、僕もか) 「ブラック・スワン」は、「まぐれ」よりも扱う対象が広がっているので、それでも有用かもしれないけれど。 そうそう、これも副読書で。(「 なぜビジネス書は間違うのか ハロー効果という妄想 」) 僕は以前、予測の仕事をしていた。 でも、本質的に予測なんてできないのだ、ということがわかった。 複雑系がきっかけだった。(関係ないけど、バタフライ効果って誤解されていない?) 複雑系がきっかけでエコノミストになったのに、皮肉なもんだ。 そして、タレブとマンデルブロは、予測の限界を別の角度から再確認させてくれた。 証拠をいくら並べ立てても意味はない。 反証が見つかっていないだけかもしれない。 逆に、反証は一つでいい。 これって、論理学では常識なのに、机の上を離れると何故みんなすっかり忘れてしまうのだろう? 裏付けを並べて、これが正しい、とのたまうものばかり。 専門家は毎日これを繰り返している。 これってまさしく、白い白鳥を並べて、だから白鳥は白い、と言っているに等しい。 そこに黒い白鳥が1羽出現するだけで、すべては崩壊。 確かに、確率的には白鳥は白い方が高いのかもしれない。 でも、影響を考えたら、実は黒い方の白鳥が、一発の破壊力を秘めているのだ。 そう、文字通り「秘めている」。 こいつはシステムの外側にいるのだ。 だから通常の系の内部をいくら観察したって、黒