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6月 2, 2013の投稿を表示しています

【レビュー№1180】38歳からの相続

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38歳からの相続 評価★★★★ 三菱UFJ信託銀行の個人財務アドバイザー(要は主として相続関連のご相談係)として長く活躍されている灰谷(ハイタニ)氏とおそらくその部下の方による共著なのだが、数ある ハイタニ本(失礼)の中でも本書は決定版なのでは無いだろうか? 4のケースについて、あたかも小説の様なストーリー(もっともこの仕事をしていると、事実の方が小説より奇なりということは往々にしてあるのだが)が進行。その合間合間でお二人による解説が入って、読者が相続についての知識や理解を深めていくという展開なのだが、恥ずかしながら今回の「ストーリー」のいくつかを読んでいて評者は落涙してしまった。それくらい、筋がよく出来ていたのでは無いかと思う。ちょっとやり過ぎとも思ったがw 評者は48歳だが、実は9年前に親が病に倒れており、実際には本書の題名にある通り38歳からこういったことを学ぶべきであった。 ぜひ、同じ年代の方には、他人事だと思わず本書を読んでいただきたい。

【レビュー№1179】人気鉄道でめぐる世界遺産

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人気鉄道でめぐる世界遺産 (PHPビジュアル実用BOOKS) 評価★★★ ついつい図書館に蔵書されたので手に取ったのだが、こういう本を読むと旅行に出たくなってしまうのでよくないなーw 世界遺産と言えば、昨今は富士山が話題だが、世の中にはいくつか鉄道そのものが世界遺産のものがあり、冒頭その解説から入り、以後は鉄道で訪ねる世界遺産の趣きとなっている。

【レビュー№1178】死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日

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死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日 評価★★★ 随分前から図書館に予約していたが、かなり待たされた。人気の書のようだ。 待っている間に、 本書についてアゴラで記事になっていた ので、例によって概要については そちら をご覧頂きたいw 個人的には吉田所長と言えば、若干福島第一が落ち着いてきた頃、 執務室に掲げてあったなでしこの鮫島選手のユニフォームを指差して「うちの守り神です」 と語っていたのが懐かしい。 その後所長は、食道がん、脳内出血と次々に病魔に襲われ大変な日々を送られているという。一日も早い回復をお祈りしたい。