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8月 15, 2020の投稿を表示しています

【レビュー№1742】史上最大の作戦

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評価★★★ これまたNHKのBSで最近放映されたので、おそらく30数年ぶりかに拝見したのだが、あの頃はなんと間の長い退屈な映画だと思っていたのが、今見るとずっと緊迫した感じ最後まで見ることができたのはなぜなのだろうか。 パットン大戦車軍団がアカデミー賞7部門受賞に対し、こちらは2部門受賞だそうだが、個人的には2万人もの戦死者(連合軍側)を出したというノルマンディー上陸作戦をたんたんとドキュメンタリーチックに描いた本作の方が遥かに素晴らしいと思ったのだがいかがだろうか。 知らなかったが、ウィキペディアによればジョン・ウエイン演じる米軍中佐は実際には20歳台だったそうだが、当時ジョン・ウエインは既に50歳だったそうだ。

【レビュー№1741】マンガでわかる 自律神経を整える習慣・運動・メンタル

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評価★★★★ 長いこと降圧剤と抗コレステロール薬のお世話になって内科のホームドクターとの付き合いも長くなってるが、数年来ドクターから自律神経失調症気味ですね、との指摘を受ける様になった。特に季節の変わり目などに、血圧の不安定などの症状が出てきた。 昨年だったか、本書の著者が出演するEテレの番組が放映(再放送だった様だが)された。そうこうしているうちに、今般の新型コロナ騒動もあり、正直心身共にかなり疲弊して、少し真剣にこの問題に向き合おうと思って、手始めにこのマンガで読破的な本書を手に取った(なお、著者は自律神経関連の売れっ子の様で、執筆は多数に及んでいる)。 正直、自律神経失調症素人は本書くらいから入ればいいのではないかと思う。簡単な日次のエクササイズ、わずかな食生活の注意(よく考えてみれば親や女房に言われてきたことだったりするのだが)、そしてこれが難しいのだがメンタルのコントロール(要は気の持ち様)で、著者は自律神経の改善が期待できると言う。 本書を(著者を)信頼する気になったのは、(本書にあることをやってみて一定の効果があったのもそうだったが)、著者自身が一時自律神経失調症に陥り、自らもがき苦しんだことがあると語っているからだ。 薬を処方するだけの医者ではないだろう。タレブがよく持ち出す「ローマ人の橋の建築家は、建築後しばらく橋の下で寝泊りすることを余儀なくされた。そうすれば、崩れてしまう様な橋を建築する者はいないだろうからだ。」との逸話を彷彿とさせる。

【レビュー№1740】日本沈没

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評価★★★ これまたNHKのBSで最近放送されてて、おそらく30年以上ぶりに拝見したかと思う。記憶の彼方にはかろうじてラストの列車の走行シーンのみが残っていたのだが、改めて拝見すると若さあふれる藤岡弘もすがすがしいが、丹波哲郎の首相役が神がかっていて驚く。丹波哲郎は若干年老いてからの「死後の世界はある」あたりからのほうが記憶にあったのだが(もしかするとあの頃は初期の認知症の状況だったのだろうか?)、本作での丹波哲郎の演技は特筆ものではないだろうか。 昭和の男はこれほどまでに、タバコを吸っていたのか?と妙なところが気になるのも昭和ならではか。飛行艇PS-1もしくはUS-1の着水シーンなどから自衛隊の協力も得られており、近年のそして歴代のゴジラ映画同様のリアリティをもたらしているのは嬉しい。

【レビュー№1739】パットン大戦車軍団

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評価★★★ NHKのBSで本作が放映されたので、たぶん30年ぶりくらいに拝見した。これの少し前に拝見した「 バルジ大作戦 」と対比しつつの視聴になったが、正直こちらがアカデミー賞の7部門受賞となってあちらがなにも受賞していない理由が見当たらない。 単なる戦争映画と人間パットンを描いた本作との差なのだろうか。それにしても、この差はつきすぎなのではないだろうか。

【レビュー№1738】バルジ大作戦

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評価★★★ 遠い昔に、テレビの洋画劇場等でよくこの映画が放映されていたが、最近NHKのBSで放映されていたので、おそらく20数年ぶりに全編拝見した。 ウィキペディアを検索すればわかるが、ロケにスペイン陸軍の旧米軍戦車を米独双方の戦車隊の車両として起用しているので、考証的にはミリオタ的にはイマイチだとの評価があるようだが、この当時としては致し方なかったのだろう。 これほどまでに戦車戦を実写で描いた作品は、他に記憶がない。 あとに記載する「パットン大戦車軍団」のごく一部のストーリーを拡大したのが本作なわけだが、奇人変人である猛将パットンを描いた同作と本作のどちらが優れているのか、私にはすぐには結論が出ない。片や、アカデミー賞で7部門受賞なのだが。