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9月 4, 2010の投稿を表示しています

[政治][経済][米国][カリフォルニア]ららら無人くん(オークランド警察版)

毎度辛辣なmasayang氏のブログからご紹介。未来の日本もこうかね。 (以下一部引用、クリッくして全文通読を推奨) [政治][経済][米国][カリフォルニア]ららら無人くん(オークランド警察版) : "深刻な財政危機にあえぐカリフォルニア自治体。サンフランシスコと橋を挟んだ反対側にあるオークランド市もかなりヤバい。どれくらいヤバいかって? 警察官を切らないといけないくらい、ヤバい。で、こうなる。 Burglarized House? Oakland Police Want You to Know ’We’re Not Coming’(空き巣にやられましたか? 申し訳ございませんが、オークランド市警は対応できません。) →もととなった市警の資料はこちら:http://www2.oaklandnet.c ..."

「三度目の長期金利1%割れバブルの崩壊か」

日本国債はしばらく空前のバブル相場が続いていたが、ちとあやしくなってきた。 牛熊さんのブログからご紹介 (以下全文引用) 「三度目の長期金利1%割れバブルの崩壊か」 : " 8月25日に長期金利が0.895%をつけたが、今年の4月から続いた債券の上昇相場は債券相場はこれでピークアウトしたとみられる。26日に民主党代表選に小沢前幹事長が出馬と報じられたことで財政拡大が意識され、メガバンクの一角が超長期主体に売りを出したことで相場の地合いは一変した。 27日に10年債利回りは1.015%まで上昇し、25日に1.515%まで買われていた20年債の利回りは1.7%台に上昇した。30日に日銀は臨時の金融政策決定会合を開き新型オペの拡充という追加緩和策を決定したが、債券相場の下落は止まらず、10年債利回りは1.105%と1.1%台に上昇し、20年債の利回りも1.820%に上昇した。 これには27日の米債安も影響しており、米10年債の利回りは前日の2.48%から2.65%と大幅に下落していた。しかし、30日の米債は大幅反発となり10年債利回りは2.53%に低下。これを受けて31日の日本の10年債利回りも0.965%に、20年債利回りも1.655%に急低下した。このあたりまでは米債との連動性も強かったが、その連動性も次第に薄まってきた。 31日の米債は続伸して、米10年債は2.48%に低下したものの、9月1日の日本の債券市場では10年債が1.035%、20年債が1.755%をつけるなどむしろ大幅に下落したのである。これは民主党代表選に小沢氏が正式に出馬を表明したことで、財政への懸念が再び強まったことが要因となったとみられる。3日には流動性供給入札の結果が低調なものとなったことをきっかけにさらに売り込まれ、10年債利回りは1.150%に、20年債利回りも再び1.880%に上昇したのである。 今回の超長期主体の債券相場の急落要因としては、4月からのじりじりとした上昇相場が続き、気がつくと長期金利は過去三度目の1%割れとなった。買い遅れていた投資家が、これまで買っていなかったものの、少しでも利回りを求めて超長期債なども買いに入り、債券相場はまさにバブル相場を形成していた。このバブル崩壊のきっかけは、今回も8月24日の20年国債入札であり、またメガバンクの一角からの売り崩しであっ

国民年金に加入したほうがいいでしょうか?

橘玲さんご本人の記事のようだ。ご紹介しておこう。 (以下全文引用) 国民年金に加入したほうがいいでしょうか? : " Q 会社を退職して今年からフリーエージェントの仲間入りをしました。国民年金に加入すべきかどうか悩んでいます。橘さんはどのようにお考えでしょうか? 日本の年金制度は複雑怪奇ですが、大きく3つの所得移転によって成り立っています。 1) 若者から高齢者への所得移転 よく知られているように、日本の年金は賦課方式で、現役世代が高齢者を支える仕組みになっているため、少子高齢化によって必然的に若年層の負担が重くなります。 2) 独身・共働きのサラリーマンから専業主婦への所得移転 サラリーマンの妻は第3号被保険者として、保険料を支払わずに年金受給権を得ています。専業主婦が受け取る年金は、独身や共働きのサラリーマン(ウーマン)が支払うことになります。 3) 厚生年金から国民年金への所得移転 日本の年金制度は自営業者などが加入する国民年金と、サラリーマンが加入する厚生年金に大きく分けられますが、じつはこのふたつは基礎年金部分でつながっています。国民年金で赤字が生じると、厚生年金で補填することになります。 この結果、現役世代のサラリーマン(ウーマン)は、(1)高齢者、(2)サラリーマンの妻、(3)国民年金受給者の年金を支えることになり、自分自身は生涯に支払った保険料よりもはるかに少ない年金しか受け取ることができません。 このように厚生年金は、加入者にとってきわめて不利な制度ですが、残念なことに脱退する自由が認められていません。 それに対して国民年金保険料は、年齢や所得にかかわらず定額なので、厚生年金のような理不尽な所得移転は生じません。 また将来の年金受給金額も決まっているので、誰でも簡単に(Excelさえあれば)運用利回り(損得)を計算できます。 さらに、国民年金の加入は法によって義務付けられていますが、サラリーマンのように会社が代理徴収できるわけではないので、保険料を払うか払わないかは本人次第です(だから未納問題が深刻になります)。 こうした国民年金の特徴から、 厚労省はなにがあっても国民年金の運用利回りをプラスにしなければならない 、ということになります。 もちろん将来的には国民年金保険料が増額され、受給額が減らされることもあるでしょう。しかしそれでも、こ

日本の競争力は「日本らしさ+アルファ」

宋文洲さんのブログがひさびさに更新されてたので、ご紹介しておこう。 (以下全文引用) 日本の競争力は「日本らしさ+アルファ」 : "先日、オリンパスさんのシンセン工場を見学しました。案内してくれた現場の責任者は30代の中国人の若者で皆から「ダイちゃん」と呼ばれています(戴さん)。 なんと新卒から入社してもう15年目というのです。彼は30人の組み立てラインの時代から8000人になった今までの歴史を語り、各製造工程の現在の細部の取り込みも紹介してくれました。 彼は口癖のようにオリンパスのことを「我々」と言うし、しきりに日系を含む他社との違いを強調していました。その表情は誇りに満ちていました。工場の排水処理について聞かれた時、彼は特に熱が入りました。「すべての排水はきちんと再生され一部トイレなどに使いますが、余った水は敷地内の池に溜めます。宋さん、安全を示すために僕らはあの池に魚を放しましたが、今は皆大きくなりいっぱい繁殖しましたよ」。 労務管理について聞かれた際、彼は20代の工員達を指して言いました。「彼女達は10年前の工員と全然違う。我慢しなくなり、金銭だけのために仕事をしなくなりました」。「どう対応するのですか」との問いに彼は「現場からの提案を奨励し、横のコミュニケーションを強化する」と答えました。 これ以上細かいことは書きませんが、全部日系企業の良さでした。現場に日本人社員を一人も見かけませんでしたが、日本企業の良さが自然な形で社員と組織に浸透していると感じました。「見える化」の一環として壁にはいろいろな指標のグラフや表が書かれてありますが、説明文の中国語にカタカナが混ざっています。 「どうしてそうなっているか」と聞くと「そうすれば日本人も中国人も無理なく読めるから」というのです。どうも中国人社員はカタカナを新しい漢字として認識しているようです。 「御社の日本人についてどう思いますか」と聞きましたが、ダイちゃんは「うちの会社が任せてくれるからやり易い。工員の不満も責任をもって解消できる。だから労働騒動もない。うちの鈴木をみれば分かるでしょう。オープンだよね」。 ダイちゃんがいう「うちの鈴木」とはオリンパス中国の総責任者の鈴木専務のことです。実はこの日、私は鈴木専務の要請でシンセンの工場にきました。彼は応接間で私の見学終了を待っていました。鈴木専務がダイち

シェイクスピアのヴェニスの商人は金融業界の人間は必ず読まなければいけない文学作品だ

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例によって、金融日記氏のブログから。 まあ、子供の頃読んだけどなあ、ベニスの商人。 (以下全文引用) シェイクスピアのヴェニスの商人は金融業界の人間は必ず読まなければいけない文学作品だ : " ヴェニスの商人 はずいぶん昔―僕がまだ金融のことなんてまるで興味がなかった頃―に原作(の日本語訳)で読んだのだが、当時はユダヤ人の高利貸しが、借金返済の期限を破ったペナルティとして債務者の肉1ポンドを要求する場面がとても印象的だったことを覚えている。 しかしこれといって感銘を受ける文学作品ではなかった。 そしていつのまにかそんな本を読んだことすら忘れていた。 しかしつい最近、 まんがで読破シリーズを大人買い したときに、 ヴェニスの商人 もいっしょに買ったのだが、これがなかなか面白かった。 そしてまた 原作 も読み返してしまった。 おそらくは文学的に「正しい読み方」で僕は読まなかったのだけれど、悪役であるはずの強欲なユダヤ人の高利貸しシャイロックの台詞が、非常に正論でものすごく説得力があった。 シャイロックは、ユダヤ人ということで差別され屈辱的な扱いをキリスト教徒から受けていた。 しかしひょんなことから自分を侮蔑していた貴族で貿易商人アントーニオに大金を貸すことになる。 この時、キリスト教徒は友人に金を貸すときは利子をとらないという教えに習い、シャイロックも利子を取らないことにする。 だたし期限までに返済できない場合は、アントーニオの肉1ポンドをいただくという条件で。 結局、アントーニオは期限を守れず、シャイロックに人肉裁判にかけられることになる。 中世の貿易都市として栄えていたヴェニスでは法律は絶対的なものだ。 そこでは宗教や人種によらず、法律の下では全てが平等にあつかわれなければいけない。 シャイロックはこのような法の精神こそが、世界一の貿易都市としてのヴェニスの地位を担保しているのであり、もし法の運用が恣意的に曲げられるようなことがあれば、ヴェニスの繁栄も、そしてそこを治める君主たちの権威も地に落ちるだろうと堂々と主張する。 そして人肉裁判も終始シャイロックの思い通りに進んでいく。 僕は500年も昔に、ヨーロッパではこんなにグローバル経済の本質に迫っていたこと知り、本当に驚愕した。 今の日本と比べてみても。 結局、シャイロックは、アントーニオの取り巻き連中の詭