ブラック・スワンな日々

評価★★★ サントリーの本拠地であるサントリーホールのバーカウンターで、山崎の一番うまい飲み方は何ですか？と尋ねたら、サワー（発砲水との水割り）を薦められた。 確かに山崎のサワーはこの上なく美味しかったのだが、ドラママッサンを見た者としてはちょっと疑問が沸く回答ではあった。 贅沢な話ではあるが、ニッカとサントリー。ビジネスとしての勝者はサントリーだったのだろうがそことは違う話が頭の中では展開している。

評価★★★★ 朝の連続ドラマのマッサンが終わって早くも１ヶ月が経とうとしているが、最終話で登場したスーパーエリーの現実がこのスーパーハイニッカ復刻版なのだろう。 ハードリカーマニアであればシングルモルトが王道なのだろうが、このスーパーニッカを飲めば竹鶴氏のエリーへの愛がただならぬものであったことを一滴飲むや否や知ることになるであろう。 評者も、マッサンの最終話を見ながら号泣しつつこれを飲んだことを告白したい。

評価★★★ 歴代の億万長者番付とその時代背景等が簡潔に書いてあるだけの本、と言ってしまうとあとがきに書かれている著者の努力には失礼な話かもしれないが、結局それ以上でもそれ以下でもない。 特にかつて日本で公開されていた長者番付は歴年の納税長者なのであって、フローの所得がたまたまその年多かった(そのたまたまが長年続いた松下幸之助の様な例外もあるが）人が出でくるわけで、名前を見てもこの人誰だったけ？みたいなことが多いのだ。無論、その変遷こそが戦後以来の日本経済の変遷の姿見であることは、間違いないのだが。