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2月 28, 2016の投稿を表示しています

【レビューNo.1393】相続対策で信託・一般社団法人を使いこなす

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図解 相続対策で信託・一般社団法人を使いこなす 評価★★★ 昨今、資産ないし事業承継の手法として注目を集め始めた民事信託と一般社団法人についての入門本。 いわゆる長生きリスクというものが昨今言われる中、資産承継や事業承継の現場では従来存在する成年後見人制度では対処不能な事案も発生しているのが事実だ。 それらへの有力な対処法として民事信託と一般社団法人が有効だとして、初心者にわかりやすいような事例紹介を中心に記されている。 「これって税理士さんの飯の種が増えただけじゃね?」と思わなくもないが、本書にあるような対処法ができるのであれば、コストをかけてでも実施するべき場合も数多くあるであろうことも容易に想像される。相続税の事がご心配なご資産家の方であれば、一読しておいて損はないだろう。

【レビューNo.1392】自信がある人に変わるたった1つの方法

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自衛隊メンタル教官が教えてきた 自信がある人に変わるたった1つの方法 評価★★★★ 過日「 元自衛隊メンタル教官が教える 「折れてしまう」原因は、ストレスではなく◯◯だった 」という記事を見かけた。ちょうど体調不良に陥っていたこともあり、早速その記事に紹介された本書を手に取った。 軍隊(自衛隊)といえば、かつての戦争映画に見られるような「貴様、それでも帝国軍人か!気合を入れる!」式のご指導なのかと思っていたが、著者の任務は「コンバットストレス教官」とある。つまりメンタルのケアが現代の軍隊(自衛隊)では極めて重要なミッションと成っているのだ。気になって 防衛庁のサイト を覗いてみると、確かにそのようなことが書いてある。 著者は自衛官(防大卒であって防衛医大卒ではないのでいわゆる医務官ではないと思われる)であって心理学の専門家ではなく前線での実務家といったところと思われるが、逆に本書は実務家ならではの知恵や経験が凝縮されている。 興味深いのは本書に度々出てくる「現代人はスーツを着た原始人」だとする考え方だ。人類発祥の約400万年前からの大半の期間を食うや食わずどころか生死が絶えず危険にさらされた先史時代だったことを考えれば、当然の話だ。ところが、私を含め多くの人がそれを当然と考えないが為に、不幸な出来事が絶えないわけである。昨今の清原元選手の事件などもまさにそういうことなのだと、本書を読むと理解できる。 心理学の最先端( カーネマン や データの見えざる手 など)ではないかも知れないが、メンタルケアの最前線の知恵を知りたいと思うなら、悪くない書だと思う。