【レビューNo.1597】モーツァルト:ホルン協奏曲第1番&第2番&第3番&第4番
評価★★★ カラヤン指揮によるモーツアルトのホルン協奏曲と言えばブレインとの共演が永遠の名盤 なのだろうが、惜しくもあれは録音がモノラル。 先日ご紹介した 小澤・バボラーク盤 はライブならではのワクワク感と演奏者のムジツイーレンする嬉しさを感じさせる好演ではあるが、それはやや荒削りなところも無いでは無い。 そういう意味では、このカラヤン新盤は完成度としては一番なのだろう。よく言われる全盛期のカラヤン・ベルリン・フィル録音の「整備されたポルシェで、アウトバーンを驀進する」かのような演奏と言えよう。