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【レビューNo.1674】ブランド人になれ!

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評価★★★ 著者の田端信太郎氏との付き合い(と言ってもリアルでお会いしたのはご自身のライブドア(当時)退職記念大オフ会の時の一度だけで、あとは SNS 上のみの接点だが)も長くなった。元はお互い株式ストラテジストの春山昇華さんのブログの熱烈な読者ということだったのだが、ある日そのブログのシステム( NTT 系の某社が管理)が崩壊、膨大な知見が藻屑と消えそうとなった時、私が田端氏に「お宅(ライブドア)はそういうサービスやってんだから、なんとかしろ!」と吠えたのが接触の始まりだったろうか。もはや懐かしい昔話である。 そんなこんなで、氏の動きはそれとなくずっと見続けていたわけだが、今回のこの刺激的な題名と表紙(ミッションインポッシブルのトムクルーズかよ w )のご著書を開けてみて、予想以上に氏が組織の中でいかに「自分」をワークさせて来たかということに集中していたかということに、意外な驚きを感じている。中に書いてある「若いうちは、質より量」「上司と(ないし同僚と)食事に行くな」というのは、究極の組織人である私も日頃から実践してしていたので、非常に理解できるところだった。 読んで損はないと思うが、ひとつだけ意地悪なことを言っておくと、本書とてナシーム・タレブの言うところの「勝者バイアス」であることは、忘れてはいけないであろう。