【レビュー№1150】スーパーIT高校生"Tehu"と考える 創造力のつくり方
評価★★★ 私がTwitterやFacebookを始めたごく初期からの「 友人」に本書のP99に登場する「 中学生経済学者君 」 がいる。 となると、本書の主著者であるTehu君は私にとって「 友達の友達」ということになるのだろうか? 過日、その彼と「会話」をしていると彼曰く「 Tehuは大化けした」という。その話を聞いてから、 久方ぶりにTwitterでTehu君をフォローしていたのだが 、 このほど実態は元Googleの村上御大との対談本である本書の 刊行を知り、手に取ることにした。 現在は灘高生である彼が、ここまでに歩んできた道のりと、 これからのぼんやりとしたビジョンについて熱く語っている。 面白いのは、熱く語っているが頭はクールだということだ。 例えば冒頭のあたりで、 彼は意外にもITネイティブ世代が主流となる未来の世界での「 暴走」について確信を持った警告をしている。 評者なりの解釈をすれば「現代では、 映画ターミネーターに描かれるスカイネットに支配される人類は馬 鹿げた絵空事に過ぎないが、未来ではそうとは言えない。」 ということなのだろう。