【レビューNo.1465】文藝春秋 2017年 01 月号
評価★★★ 本号に浜田宏一先生の「変節」についての寄稿がされていると知り、珍しく購入(よって当該記事以外の内容は承知してないのでご了解を)。 その記事については、例によって 池田信夫氏が解説記事 を出されているので、結論だけを知りたい方はそれを読んで頂きたいが、それが結論だとするとこの寄稿は誰に対して何を言おうとしているのか首を傾けざるを得ない内容の様に思う。特に冒頭引用されているケインズの言葉「僕は、状況が変われば意見を変える。君はそうしない?」は一体何なのだろうか? 昨日ご紹介したグレーバーの「負債論」の解説記事 と併せ読むと、恐るべき未来が接近しつつあるように思えて、背筋が寒い。