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10月 12, 2010の投稿を表示しています

伽藍の世界

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橘玲氏自ら執筆のこの記事は、ツイッターで大反響となった。 (以下全文引用) 伽藍の世界 : " 伽藍からバザールへという話を、 「どうしたら革命を起こせますか?」 で書いた。 『残酷な世界~』で述べたけれど、伽藍(閉鎖空間)とバザール(開放空間)ではゲームのルールが違う。 バザールは参入も退出も自由だから、相手に悪い評判を押し付けてもあまり効果はない。悪評ばかりの業者は、さっさと廃業して、別の場所や別の名前で商売を始めるからだ。 バザールでは、悪評と同様に、いったん退出するとよい評判もゼロにリセットされてしまう。だから、たくさんのよい評判を獲得した業者は、同じ場所にとどまってさらに評判を増やそうと考える。顧客は評価の高い業者から商品やサービスを購入したいと考えるから、これがいちばん合理的な戦略なのだ(ネットオークションがその典型だ)。 バザール空間でのデフォルトのゲームは、 できるだけ目立って、たくさんのよい評判を獲得すること だ。だからこれを、 ポジティブゲーム と呼ぼう。 それに対して閉鎖的な伽藍空間では、いったん押し付けられた悪評はずっと付いて回る。このゲームの典型が学校でのいじめで、いったん悪評の標的にされると甚大な損害を被るから、 できるだけ目立たず、匿名性の鎧を身にまとって悪評を避けること が伽藍を生き延びる最適戦略になる。これが、 ネガティブゲーム だ。 それでは実際に、伽藍の世界を見てもらおう。これは日経新聞2010年9月16日付夕刊に掲載された、「経済今昔物語」という記事だ(画像をクリックで拡大)。 2枚の印象的な写真はどちらも日本航空(JAL)の入社式で、上は2010年、下が四半世紀前の1986年に撮影されたものだ。 キャプションにもあるように、現在の入社式では、新入社員は男も女も黒のスーツに白のシャツで、靴や髪型までほとんど同じだ。これは、会社が定めた服装規定ではない。新入社員たちが、誰の指導も受けず、伝統や慣習とも無関係に、自分たちだけで(自生的に)I生み出した秩序だ。 それに対して86年の入社式では、タータンチェックやワンピース、白のハイヒールも当たり前で、髪型もさまざまだ。「人類は時代とともにより自由になっていく」という楽観的な進歩史観からすれば、この2枚の写真は衝撃的だ。なぜこんなことになってしまうのだろう。 新しくJALに入

Google秘密の自動走行プリウス車団:すでに14万マイルを走破

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で、これはあまりにもすごいことだと思うので、貼付けておこう。 Googleカー、うそじゃなかったw (以下全文引用) Google秘密の自動走行プリウス車団:すでに14万マイルを走破 : " そういうことだったのか。 先日サンフランシスコで行われたTechCrunch Disruptイベントの壇上、Google CEOの Eric Schmidt がさまざまな話題について魅力的な講演を行った。しかし、 最も興味深かった のは、自動車について彼が漏らした一言だった、「 車がコンピューターより前に発明されたのは間違いだ 」と彼は言った、「 車は自分で走るべきだ。そうに決まっている。 」 そしてなんと。実に驚いたことに、Googleはまさしくそれを可能にする秘密プロジェクトを遂行中なのである。 今日(米国時間10/10)の ブログで Googleは、自動車が自力で走行するための技術を開発したことを明らかにした。しかもそれは、コンピューター上でも、管理された研究室内でもなく、カリフォルニアの道路上でテストされた。「 私たちの自動自動車は、訓練された操作員が塔乗し、マウンテンビュー事業所からサンタモニカ事務所を経由してハリウッド大通りまで自走しました。ロンバード通りを下り、ゴールデンゲートブリッジを渡り、パシフィックコーストハイウェイを通って、ついにはタホ湖まで行ってきました。全部合わせると走行距離は14万マイルを越えます。これはロボット研究において初めてのことだと当社は考えています 」。とGoogleの技術者であるSebastian Thrun(同プロジェクトの申し子で、スタンフォードAIラボの長でもあり、ストリートビューの共同発明者でもある)が書いている。 さらに The New York Times にはもう少し詳しく、計7台の車が1000マイルを 一切の 人的介入なしで走行したことが報じられている(14万マイルの数字には、時折り人間による操作が含まれていたと思われる)。これらの車はトヨタ・プリウスの改造車である ― さらにAudi TTも一台含まれていた。 さて、どんなしくみで動いているのだろうか。この自動自動車は、ビデオカメラ、レーダー検知器、レーザーレンジファインダーを用いて周囲のあらゆる物体の位置を認識する(機器は屋根に設置されている)。そして、もちろ

一日中ダラダラと下げ続けるのは一番嫌なパターンです

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春山さんにこう言われると不気味ですなあ。 (以下全文引用) 一日中ダラダラと下げ続けるのは一番嫌なパターンです : "今日の日本株の下げ方は、寄りから大した反発もないまま、引けまでダラダラ、ズルズルと下がりました。 引けてみたら▼200円という大幅な下落、、、、これは一番嫌なパターンです。 こんな下げが起こるのは、 (1)朝から一定量を売ると決めた顧客がそこそこいた (2)一日中バラして売ってほしいと言う売り方をする年金や投資信託の売り注文の可能性が高い (3)10月に入ってから日本株のウェイトを下げようと決めた決断に基づいて今日から売り始めた可能性が高い という場合だと思います。 明日には急反発して調整が終わるということも否定できませんが、そういうことは過去にはあまり無かったです。 為替がドンドン円安になるような介入があるとか、US株の決算が驚きのPositive Surpriseを連発するとか、、、、あれば良いですねぇ・・・ "

橘さんの新著

橘玲氏の新著 が大変な人気のようで。 ただ、個人的には前回の小説に続いて?? 特に結論部分は。 一応小生へぼAmazonレビューを貼っときますw (以下引用) 著者の出世作である「黄金の羽」シリーズ以来の愛読者であるが、以前に比べどうも最近はやや心理面等を重視した著作が多くなって来たように感じる。 確かに昨今は経済学界においても、「GDPは人の幸福の真の指標足り得るか?」という問題提起もあるわけで、本書のようなアプローチを試すのもある意味で当然であろう。 未読の方にネタばれを避けるために内容について言及するのは避けるが、本書の白眉はおそらく終章あたりの結論部分ではなく、むしろ前半の特に序章や第1章ではないだろうか。 なお、前書きに相当する「はじめに」や目次については、著者のサイト等で公開されているので、それらを参照されてからお読みになるかどうかをお決めになるのがよろしかろう。

サンデートイズ社長宅こと、鳩山会館に行ってきました

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最近、当blogはもっぱら小生のRSSリーダーの備忘録と化しており、読者の方にはまことに申し訳ないと思っております(笑)。なにぶん、ツイッターで忙しくて(爆)。 さて、連休の最終日に ハゲタカ第2話 で サンデートイズ社長宅 として登場することで有名な? 鳩山会館 に行ってきましたんで、写真等ご紹介。