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8月 7, 2010の投稿を表示しています

偽リーダー論2

昨今はツイッターでも舌鋒鋭い投稿で有名な、宋文洲さんのブログから。 (以下全文引用) 偽リーダー論2 : "・完璧を求める人はリーダーではない 完璧を追求することは良いことですが、それは匠や職人の世界でしか通用しない話です。自然や人間を相手にする場合、完璧を求めることは我がままであり、不可能です。ミスした人、失敗した事業、負けた競争・・・組織をリードしていると不味いことの処理がリーダーの仕事の核心を占めます。完璧を求めると部下が離れていくだけではなく、自分自身も体が持ちません。 しかし、どこまでなら部下の欠点を許し、どこまでいくと厳しい判断をしたほうがいいだろうか。これについて明確な基準はないものの、リーダーは経験を通じて自分の中で一線を引く必要があります。 中国のリーダー学には「疑人不用、用人不疑」という言葉があります。「疑う人物を使わない。使う人物を疑わない」という意味ですが、その意味は決して文字の通りではないのです。曹操が戦いに勝利した際、敵陣から押収した書類に部下からの転向を探る手紙も含まれていました。「全部焼け!」と命令した曹操は決して部下を疑っていないのではなく、「このくらいは許してもよい」という線引きがあったからです。 「疑わない」とは「知りながらも気にしない」という寛容であり、リーダーの心の広さです。決して事実も知らないで「性善説」とか「信じる」とかを妄信する幼稚な話ではないのです。 中国の大手不動産の社長に部下の不正について感想を聞きました。小学校卒の彼は笑いながら答えました。「わしの企業は大樹。当然虫もつく。外に出てきた虫はつぶしてやるが、木の穴に隠れている奴も多い。むかし、わしはいろいろなものを穴に入れて退治しようとしたが、結局、木も弱ってしまう。今はそこまでしない。大樹の元気を守るのが大事だから」。 これは無学な彼が苦労を通じて得た経験談ですが、私は妙に納得しました。トータルでプラスかマイナスか、たぶんこれがリーダーの「寛容」と「放任」を線引きする基準だと思います。 ・贅沢が好きな人はリーダーではない 理由は分かりませんが、本物のリーダーはだいたい生活上の贅沢を求めない傾向があります。ちょっと儲かるとすぐ別荘を作ったり、外車を買ったりする中小企業の社長はだいたい大成しないです。不思議なくらいです。 もちろん、車と家を持つことが贅沢だ

【休日モード】パンダ

年金やめますか、それとも人生やめますか - 小飼弾

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小飼さんの記事から。ぜひ↓をクリック頂き全文お読みください。 (以下一部引用) 年金やめますか、それとも人生やめますか - 小飼弾 : " これは、ひどい。 高齢者の安否確認に「答えたくない」…拒否相次ぐ : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) 東京都足立区や杉並区で都内最高齢者とされる男女の所在不明などが発覚したことをきっかけに、各自治体が100歳以上のお年寄りの安否確認に追われている。 何が書かれているかではなく、何が書かれていないか、が。 続きを読む "

「長期金利が1%割れに」

牛熊さんのブログからご紹介。まあ、タレブもいつも言ってますが、人間は忘れやすい動物。過去を振り返っておくことは重要。 (以下全文引用) 「長期金利が1%割れに」 : " 日本の長期金利が2003年以来7年ぶりの1%割れとなった。2003年6月に長期金利は0.430%にまで低下した。このときの長期金利の低下要因は、日本のデフレの長期化観測が根幹にあり、その上、欧米でもデフレへの懸念が強まったことで金融緩和期待から長期金利が低下し、それが日本にも影響を及ぼした。つまりは今回の日本の長期金利低下の背景と酷似している。 ただし、2003年の際の長期金利低下には銀行のリスク管理手法に大きく影響を受けた。長期金利の低下、つまり国債価格の上昇の際には大きな価格変動を伴わなかったこともあり、リスク許容度が増加したことから金融機関の国債保有が大きく増加し、デュレーションが長期化した。みんなで買えば怖くないといった状況となり、行き過ぎたと思った際には今度は売り手一色となってしまい、急落を招いたのである。 この急落を佐野一彦氏は「VARショック」と名付けた。この「VARショック」の経験もあってか、今回の長期金利の低下の動きは慎重のようにも見える。しかし、結果として銀行などの買いにより、長期金利が1%割れとなり、再び2003年の債券相場の急落が頭をよぎる。 2003年6月の相場の反落の際には、堅調だった米国債がFRBによる大幅な利下げ期待の後退で売られたことや、米国株式の上昇を受け日経平均が9000円台に乗せるなどやや外部環境が変化したことがひとつの要因となっていた。 また、当時も超長期ゾーンに対しての投資層が拡大し、都銀ばかりか地銀なども参入してきていた。相場がほぼ一本調子の上昇であったことで、証券会社などの業者も在庫を抱えてもヘッジをすることが少なくなってきた。つまりそれだけ先物のヘッジ機能が失われつつあったと思われる。国債の入札時なども、とりあえずノーヘッジで問題はなく、むしろヘッジをかけたときの損失の方が気になるくらいであった。まさに総強気が蔓延していた。 実はこういったときが一番危険だということは、相場を長く経験していた者ならば理解できよう。ただ、それでも流れに乗るためには、当時も今回も買うしかなかったのも事実である。気をつけるべきはそのターニングポイントである。 20