評価★★★ 11 月号の KINZAI は終活特集。冒頭に 3 人の共著による「終活 Q&A 」という記事が組まれている。共著者の一人の長掛税理士(余談だが随分珍しい苗字の様に思う)は、評者が個人的にも存じ上げている方。信託銀行勤務の後に脱サラして税理士資格を取得し独立というこの界隈では変わった経歴の持ち主(と書かざるを得ないところが日本の人材流動化の無さを象徴しているが)。相続分野では信頼の置ける方だ。 この手の特集記事は「ダイヤモンド」や「東洋経済」では宣伝臭の濃いギトギトしたものとなりがにどが、こちらは FP 向けの専門誌ということもあって、淡々とポイントを突いた記事が書かれてあり好ましい。この内容で 500 円ちょっとなのはお買い得なのではないだろうか。 通常の連載記事は、なぜか別々の 3 人の執筆陣がそろって年金ないし年金定期便について言及したもの。あまりまじまじと年金定期便を見たことも無かったが、誰しも公的年金の被保険者なのだから読んでおいて損はないだろう。