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12月 27, 2020の投稿を表示しています

【レビュー№1770】相続税申告書 最終チェックの視点

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  相続税申告書 最終チェックの視点   評価★★★ さすがである。プロの仕事を拝見した気がする。 正直言って、評者自身の知識不足を痛感しため息しか出ない。 冒頭で紹介されている相続税法63条(法定相続人に含めることができる養子の数の否認)については、不勉強で存在すら知らなかった。 毎度、この手の本を紹介する時に申し上げているが、この手の相談をする時は「いかに信頼できるパートナーを選ぶことが大事か」と震撼させられた一冊。

【レビュー№1769】令和改訂版 フリーランスを代表して 申告と節税について教わってきました。

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  令和改訂版 フリーランスを代表して 申告と節税について教わってきました。 評価★★★ 実に本書は初版から15年を経ての初の全面改訂版だそうだ。道理で評者も年を取るわけだw 15年前の当時は、いまだフリーランスという言葉も目新しく、またそういう方の税務はどうなるの?ってのもほぼ未知の世界だったので、本書でお世話になった方はさぞかし多かっただろう。 今回の改訂版で残念だったのは、悪徳税理士(失礼)との対談の部分はリバイスされなかったこと。この15年間の税制の変化等については、著者による図表等で補っているので、問題は無いのだが。逆に言えば、15年経っても、所得税も消費税も法人税も本質的なことは変わっていないということなのだろう。当たり前といえば当たり前だが、ついつい仕事柄毎年の税制改正の掌握に追われている人間からすると意外な感じがした。

【レビュー№1768】認知症でも心は豊かに生きている

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  認知症でも心は豊かに生きている 評価★★★ 認知症研究の第一人者(そもそも痴呆を認知症と言い換えることについての最大の貢献者)である長谷川先生。 評者は職務上いわゆる「長谷川式」検査にて認知度合のチェックをすることがあるが、その長谷川先生ご自身が認知症になったと告白されて早くも3年になると言う。 この本はその長谷川先生が、認知症について百問百答的に解説している新著なのだが、読んでいて途中で切なくなって本を閉じてしまった。 以前放映されたNHKスペシャルでも先生ご自身が言っておられたが、若い頃先輩医師に「君自身が認知症になった時、君の研究は完成する」と言われたそうだ。 本書は正にそれを地で行くわけだが、それを正視するのは今の私には耐えられないものがあった。