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4月 27, 2017の投稿を表示しています

【レビューNo.1530】捨てられる銀行2 非産運用

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評価 ★★★ ベストセラー「捨てられる銀行」 の続編。森金融庁長官がこの記者を使って自ら代弁させている感がありありの書と言ってしまうのは穿ち過ぎなのだろうか。 今回は悲惨運用もとい資産運用についての話であり、 詳しくは専門家である厭債害債さんが早速にレビューされているのでそちらをご覧頂きたい が、一個人投資家として思うのは、やはり一人一人の個人投資家がもっと自ら学ぶべきであり、そういうことができない方はこの世界に来てはいけないのだと思う。いわゆる狭義の適合性の原則だ。それか相当に信頼のできる相談相手かパートナーがいることが、必須なのでは無いだろうか。この世界はこの本に書いてあるほど(要は森長官が思ってるような、理想的な金融機関等が出現したとして、皆がハッピーな結果になるわけではないのは自明だから)、容易なものではないと思うから。

【レビューNo.1529】戦争にチャンスを与えよ

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評価 ★★★ 朝鮮半島情勢が風雲急を告げる中、まさに時宜を得た書だと思いあわてて手に取った。実際には表題の「戦争にチャンスを与えよ」は本書の第 2 章だけの短い論文であり、他は翻訳者との来日時のインタビューや他誌への寄稿記事をまとめたもののようであり、少し寄せ集め感のある内容となっている。 手っ取り早く著者の趣旨を知りたい方は、ネットに公開されているここを読めばいい だろう。 戦争が平和を呼び、平和が戦争を呼ぶという著者の主張は、よくよく考えれば確かにそうかなと思うのだが、平和ボケの日本人にはよく理解しておかねばまずいことがこれから起きかねないのだということが、本書を読めばわかる。 氏が書中でしたばしば指摘する「戦争」の終わり方次第によっては長きに渡り不幸な結果を招く(現に朝鮮半島はいまだ休戦状態なのだから)ことになりかねないのだからだ。

【レビューNo.1528】週刊東洋経済 2017年4/29-5/6合併号

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評価 ★★★ 今週の週刊東洋経済の第一特集は「トヨタ」であるが、第二特集は「最強のコミュ力」となっている。この第二特集の中に、評者のラーメン二郎もとい大学同期同窓にして同じゼミに所属していて現在は落語家の立川談慶のインタビューが 2P にわたって掲載されている。 氏は かつて氏の著作をレビューした際に書いた と思うが、大学時代より落研に所属しその折から立川談志への入門を志し、一度はワコールへ入社しサラリーマンとなるも一転談志門下へ入門。 9 年以上もの下積み生活の後、史上初の塾員真打噺家となった苦労人である。 今回のインタビューは、彼のあまたある過去の著作のエッセンスが凝縮されたような内容になっており一読の価値はあるだろう、、、、特にコミュ力に自信の無い方には。