【業務参考書w】図解 相続税法「超」入門
今般、いわゆるFPの取り分け税制税法のところを活用する仕事に転じた(タックス・プランニングというのかな?)のだが、意外にもこの分野のいい参考書が少ない。 過日受けたレクチャーで、こういうことを聞いた。「税理士の試験のうち、相続法は選択科目であり必須ではない。消費税等、他の選択科目は概ね150時間の勉学で合格レベルに達するが、相続税法は約400時間かかる。だから、この分野が不得意な税理士が実に多い。」のだという。 本書 相続税法「超」入門 は、相続税法と表題はなっているが、現実には財産評価などの項目も含んでおり、いわゆる資産税についての入門書として、平易ですばらしいものだ。かつ、それが毎年内容がアップデートされて出版されていることが、更にすばらしい。先日ボヤいたように、毎年のように税制は変わるのだから、かような分野の書にとって定期的なアップデートは必要不可欠なのだ。 今般の税制改正大綱 で、資産課税は厳し目の方向で舵が切られたようだ。おそらく、この分野のニーズは今後高まってくるだろう。従って、資産税の苦手なFPと名のつく方全てにw本書をおすすめする。