【レビューNo.1293】80歳を過ぎても徹夜で議論できるワケ
評価★★★★ 仕事柄、ご高齢の方とお会いすることが多いのだが、私の父母もそうなのだが事情は色々あるのだが意気消沈して老後を送っておられる方が少なくなく、こちらまで気落ちしてしまうことがしばしばある。 そういう意味では田原氏はそういった方々とは、まったくもって対極にあるということがよくわかる。 本書に書いてあるが、二度にわたる妻の先逝に関わらず、現在高校時代の同級生と恋仲にあるのだという。なんと、エネルギッシュではないか。 著者の正体は好奇心のかたまりであろう。読んでいると、個人的にかつてお世話になった故畑中良輔先生のことを思い出した。 畑中先生も90歳で亡くなられるまでエネルギッシュな生涯 を送られた。こういう人たちが「80歳を過ぎても徹夜で議論できる」のだろう。