【レビュー№1750】なぜ、「これ」は健康にいいのか?

 

なぜ、「これ」は健康にいいのか?

評価★★★

今や100冊を超える執筆となった自律神経の権威である小林弘幸先生の事実上の出版スタートが、この本だったようである。2011年の刊行(当初の単行本)だから東日本大震災の直後のことだったようだ。著者が担当していた順天堂大学病院の便秘外来の患者が、治療後に不思議なことに便秘以外の他の病気(糖尿病、高血圧、不整脈等々)も快癒していくことが口コミで評判となり、一時は新患は2年待ちもの事態となったのだそうだ。そのことから著者は「腸内環境の改善が自律神経を中心とした、人体全体の健康改善に不可欠な要素なのでは?」との仮説を立て、研究を始めたのだと言う。

今でこそ雑誌等でも「腸活」という言葉を見かけるが、まさに本書がその先駆けだったのだ。

最新のデータ等は先日ご紹介した近著の方がより正確なのだろうが、読み物としてはこちらも面白い。皆さんもよくご存知の大物若づくりタレントのことも冒頭紹介されているが、それは読んで頂いてからのお楽しみにwww

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