【レビューNo.1692】秋川雅史 BEST


評価★★★
評者は塾員であるが、恥ずかしながら連合三田会には一度も行ったことがなかった。今年は卒業から30年の幹事学年とのことで初めて行ってきたのだが、なぜかあの「千の風になって」でお馴染みの秋川雅史のコンサートが企画されていて行く前から気にはなっていた。
どうせ入場できないだろうと日吉キャンパス内を妻とウロウロしていたら、なんと秋川雅史のコンサートの整理券はまだまだあるとのアナウンス。あわてて会場であるホール(日吉キャンパスに音楽用ホールができていたのにも驚いたが)に向かって座るやいなやくらいでコンサート開始。冒頭、ご自身から紹介があったのだが、お子さんが慶應義塾に進学されているそうで、今日の出演を依頼されたとのことだった。
当日は、ポップス、演歌等々本CDに収録されているものも含めて素人向けの曲目が選ばれていたが(アンコールは当然の若き血)、生で初めて聞く彼の演奏は普段テレビで見慣れていたものよりもはるかにダイナミックで驚いた(伴奏がピアノだけだったということもあったろうが)。
本盤は当然伴奏はオーケストラ等なので、やや大人しく感じるところがいささか残念だが、「ベストアルバム」と名乗るだけあって、なかなかの熱演ではある。
クラシックに限らない選曲も多いので、普通の方がBGM代わりにお聞きになるのもいいだろう。もちろん、千の風になっても収録されている。

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