【レビューNo.1683】週刊東洋経済 2018年9/29号


評価★★★
先日の週刊ダイヤモンドの不動産投資特集(と言いつつ実情はスルガ銀行叩き)に続いて、今度は週刊東洋経済で銀行特集である。
言わずもがな、現在注目を集めている地銀など地域金融機関についての記事が大半となっているが、冒頭はメガバンクのリテール大改革(と言ってもの既に報道されている既知のことばかりのようだが)が書かれているのがやや目を引くか。
先日のダイヤモンドに比べれば、スルガ銀行問題についての言及はやや控えめだが、その分かえって地域金融機関に対する書きぶりは辛口のようだ。新しい金融庁長官のインタビューでは、前職が監督局長だったことからインタビュアーが長官にもスルガ銀行問題について責任があるのではないか?とストレートな問いをしているのには驚いたが、それへの回答は通り一遍のものであるのは致し方ないところか。

本号は、銀行業界以外の人が読んでも、まったく詰まらない特集だろう。

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