【レビューNo.1610】すべての疲労は脳が原因 3 <仕事編>

ベストセラーとなった「すべての疲労は脳が原因」シリーズの第3弾。今回は前々作の様な「イミダペプチドの多い鶏の胸肉を食べろ」とか、「紫外線が良くないのでサングラスをして帽子をかぶれ」といった具体的な対応策ではなく、疲れないための考え方や生き方行動指針といったものが述べられており、読めばおそらく誰しもが心当たりのある提案のオンパレード。「重要度が低いタスクは翌日に回す」という提案などは、どこかタレブの「反脆弱性」にあった「先延ばしは良いことだ」との言説とつながっている気もする。「60%の力で70%の結果を出す(ことを成功と考える)」「人生本気で頑張れるのは3年間が限度」といった考え方は、耳の痛い話だが受け入れなければいけないのだろう。「目を閉じるだけ」でも疲労軽減になるそうだから、あなたが明日からすぐできることも多く提案されている。

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