【レビューNo.1457】「強すぎる自民党」の病理


評価★★★★
戦後日本政治史を概観しながら、今後のあるべき政治の方向を思考する書。評者は著者の有料ブログマガジンを購読しているのだが、断片的にはそちらに掲載されていた記事もあるように思うが、この様に時系列で戦後日本政治史を振り返ると、あんなこともあったかこんなこともあったかと感慨深い。
またブルーオーシャンとしての特定政党支持無し層の重要性については、今回の米大統領選でも証明されたのだろうから、日本でもまたかつての政権交代の様なことが起きるかも知れないということは、頭に入れておきたい。

エピローグとして著者お得意の「もし進次郎」が書かれているが、彼がその任に耐えられる様、精進を重ねることを祈念したい。拝見している小泉進次郎氏のfacebookによれば、その努力は重ねている様にお見受けされるが。

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