【レビューNo.1433】ゴジラ


評価★★★
先日シン・ゴジラを拝見してきたが、そもそもの第一作は評者の生まれる前の作品であったこともあり、ちゃんとは見ていなかった気がしていた。連休でもありオンデマンドでレンタルした。
まあ、これは庵野作品とは違って、真っ当な怪獣映画である。シン・ゴジラの様な政治ないし政府関連のシーンはごくわずか。面白いのは、シン・ゴジラではほとんど描かれなかったマスコミがかなり描かれている。特にテレビ塔で死ぬまで中継して「さようなら、皆さん」のセリフで塔が倒されるシーンはもしかして前半の白眉だったのだろうか。この時代の東宝作品であり、役者も志村喬などの重鎮が出演、かなり重々しい。後半のオキシジェン・デストロイヤー戦については、評者が好んでいる「太平洋奇跡の作戦キスカ」の軍医長役でおなじみの平田昭彦演じる科学者が熱演。
特撮等が今となってみれば古式蒼然としているのは仕方ないとして、特撮映画黎明期の金字塔として長く語り継がれる作品なのだろう。

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