【レビューNo.1391】幸せがずっと続く12の行動習慣


評価★★★
昨年読んだ本の中では個人的に最も感銘を受けた本でありLINEの田端信太郎氏も激賞する「データの見えざる手」の書中に、同書の著者が本書の著者であるリュボミアスキー氏とタグを組んで研究をしていたことが記されている。当然本書についても触れられていたので早いうちに読んでみたいと思っていたが人気の書らしく、ようやく予約順が回ってきた。
評者は知らなかったが、ポジティブ心理学というものがあるらしく、要はそれについて書かれているのだ、と思えば間違いないだろう(ポジティブ心理学についてはリンク先で概略を知ることができる)。「データの見えざる手」にも書いてあったが、幸福の要因として50%は遺伝、40%が意図的な行動、10%が環境とする考え方であり、要はあなたが金持ちだとしても幸せになるかどうかなど10%の要因としかならないという話なのだ。最近起きた清原元選手の不幸な事件を見ていると、わかりやすいことだろう。

ただ、本書はそれへの対処法がややまどろっこしい。ここは「データの見えざる手」チームの健闘とビッグデータ解析による新時代の心理学の成果を期待したい。

このブログの人気の投稿

【レビュー№1258】これから3年 不動産とどう付き合うか

野口悠紀雄氏:インフレ目標2%は達成不可能

(2020/11/8更新)推薦図書10冊