【レビューNo.1353】華麗なる賭け


評価★★★
ステイーブマックイーンの映画と言えば、個人的には大脱走となるんだけど、本作品は先日読んだ本で松屋銀座の宮崎バイヤーが、男性ファッションの基本を知るのに優れた映画ということでオススメになっておられたので、初めて拝見した。
マックイーンの役どころは、パソコンも携帯も無い時代に敏腕アービトラージトレーダーとして成功しつつも、銀行強盗の主犯でもあるという屈折した主人公。なので、相当程度スーツのシーンが多いのだが、ウオール街のゲッコーみたいに縦縞のきっついのを着たり、サスペンダーをつけるようなことは決して無い。
宮崎美学の原点がここにあるのだとすれば、時々思い出した時に見といた方がいいのかも知れない。スーツが戦闘着の人間であれば。宮崎氏によれば、知人のイタリア人バイヤーも熱心に何度も本作品を見るのだという。

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