【レビューNo.1332】橘玲の中国私論
評価★★★★
本書の中身があまりにも重いので、幾人かの自分が知り得る中国についての専門家に一読とレビューをお願いしているのだが、未だに回答が無いのが残念だ。
極めて簡単に書けば、中国のすべての違和感の原因は人口が多いことだ、ということになるのだろうが、これだけを聞いても誰もこの本の中身について知ったことにはならないだろう。
著者が自ら書いている通り、本書はある小説家の単なる私的な中国論だろう。ただし、中国の現場を奥地に至るまで実地に見ているということを軽んじてはいけないと、私は思うのだが。