【レビューNo.1327】日本の長者番付: 戦後億万長者の盛衰


評価★★★
歴代の億万長者番付とその時代背景等が簡潔に書いてあるだけの本、と言ってしまうとあとがきに書かれている著者の努力には失礼な話かもしれないが、結局それ以上でもそれ以下でもない。
特にかつて日本で公開されていた長者番付は歴年の納税長者なのであって、フローの所得がたまたまその年多かった(そのたまたまが長年続いた松下幸之助の様な例外もあるが)人が出でくるわけで、名前を見てもこの人誰だったけ?みたいなことが多いのだ。無論、その変遷こそが戦後以来の日本経済の変遷の姿見であることは、間違いないのだが。

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