【レビュー№1228】ヤング田中K一


評価★★★★
Twitterのごく初期からこの方の投稿がRTされてきて、ずーっとシモネッタばかりやっているので、いったいこの人はどういう人なんだろうか?と長いこと思っていた。
サラリーマン兼業漫画家をされていることを知ったのは実はごく最近のことだった。
著者はサラリーマン時代に何度か転職をしているのだが、本書は最初の勤務先であった大手玩具メーカー営業職勤務時代のことを主に振り返った自叙伝的コミックである。
年代が年代だけに、その職場の様子のハチャメチャなことがこれまた面白い。
だが、成毛眞さんの「大人げない大人になれ」ではないが、過日の日本の会社というのは大同小異このようなアニマルスピリット(という表現にしておこうw)にあふれていたのは事実であり、それがいいことか悪いことかというのは一概には判断は難しい。
なお余談であるが、著者の最近の怪作である「宇宙戦艦ヤマト薄い本」についても、著者のTwitterによれば電子書籍化の方向で動いていることはまことにありがたい。著者の作品を紙の本で所蔵するのは、やはり普通の家庭ではリスクを伴うことだろうw

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