【レビュー№1200】破綻──バイオ企業・林原の真実

破綻──バイオ企業・林原の真実

評価★

著者は本書で経営する会社において、架空売上計上をしていたことを認めている。
以前、橘玲氏が著書で書いていたので知ったのだが、会社法は株式会社の決算公告を義務付けている。つまり虚偽の決算公告は会社法違反であることは明白であろう。それは当社が著者の言うところの「地方の同族会社」であっても許されないことなのだ。無論、会社が上場であろうと非上場であろうと、関係はない。
※ 余談だが、昨今法人税制をの有利さを理由に、個人事業を法人化しようとする動きもあるが、このような法の定めがあることは知っておくべきだろう。
池田信夫氏のかつてのシリーズに「読んではいけない」と称する連載?があった(残念ながら現在は閉鎖されているようだ)。本書を読んでいて、ひさしぶりにそのシリーズのことを思い出した。

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