『GOLD & GREEN キラリと輝く投資の心構えを語ります!!(ひふみフォーラム)』参加記

表題のセミナーに行ってきました。
結論から言うと、大変面白かったです。まあ、豊島さんが圧倒的な存在感であったのは仕方ないとは思いますが、ただ草食隊のみなさんのご発言にも興味深いものがございました。
ありがとうございました。
特に気になったものを以下にまとめておきます。

豊島さんのご発言
金の市場。参加者の大半が強気(8割)。こういう時は調整すると思う。方向は1300ドルか?ドカ雪のように投機的なマネーが集中している。
雪と一緒。表層雪崩が起きつつあるのが、今の金市場。金ETFを大量に保有するのはポールソン97トンとソロス14トン。かなり大量な保有だ。ポールソンは今や米国ではジム・ロジャーズ以上のカリスマだが。 
米国の金はポールソンに提灯がついてる感が。彼らの出口戦略次第で大規模な雪崩が起きるだろう。
一方で中国の金市場が急拡大している。中国人は金大好き人間。中国はハイパーインフレの歴史があり、紙幣を信用していない感がある。また、公的保有でも金を増やしている。
金の当面としては調整があるだろうが、下げれば中国が大量に買うだろう、また他の新興国も同じ動きになるだろう。
一番金を買いたがっているのは、元霞ヶ関OB。同期会になるとそういう話になる。
ドル高の金高。ドルもユーロも不安。消去法で金が買われる。ただ、金はポートフォリオの脇役なので間違いないように。
バイアンドホールドどころかバイアンドフォゲットくらいでいい。業界にメリットが無い商品が、投資家にメリットがある。
金のセミナーの参加者がここ数年急激に若くなって来た。若い人の話を聞いてみると、彼らは年金を諦めて自衛するしかないと考えているようだ。 
若ければ若いほど年金をもらえない可能性が高いわけだから、投資のインセンティブが高いのでは無いか?
欧州の危機が再燃、今年可能性はあると思うが、その際は商品も株もすべて急落するだろう。底をETFが買うのだろう。
ポールソン次は金融株を買っている様なので、商品から株へというシナリオなのだろう。2012年頃前半か?その頃には、米国も改善しているだろうから。ただ、金の場合出口戦略が市場が小さいので難しい。債券への投資という戦略は無いだろう
JGBが外国の荒波にさらされるのは、5年後だろう。今までは温室育ちだった。 
毎年たくさんセミナーをやるが、まだまだリテラシーが低いという問題がある。草食隊が3千人くらいになり、日経マネーが3倍くらいに売れないとダメだ。 
結局は米ドルに戻ると思う。消去法でそうせざるを得ないだろう。ユーロも円も人民元も無理。自分もドルを(分散して)買っている。10年先を見て買っている。
中国のゴールドのセミナー終わると質問がすごい。その後みんなが盛り上がって話をしていて売り買いしようという雰囲気がある。ああいう市場は育つ。
ゴールド、来年は大きな下げがあるのでは無いか?


渋澤さん
ヘッジファンドが一環して失敗しているのがJGBのショート。しかし、彼らが行っちゃったと判断すれば怒涛の様に空売りするだろう。当面は円高だろうが、大きな絵としては円安では無いだろうか 
今のJGBのトレーダーは相場が荒れた時を経験してない


藤野さん
藤野さん、Facebookの企業価値は来年にはトヨタは無理にしてもMUFG(約6兆円)は抜くのでは無いか。そういうところが、米国はすごい、ということをあの映画(ソーシャル・ネットワーク)で感じて欲しい。 

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