『クローズアップ現代』再放送
先週NHKのクローズアップ現代で「”助けて”と言えない~いま30代に何が~」が放映された。直後から、ネット上で大きな話題となった。故に、先ほど緊急の再放送が行われ拝聴した。
出演されていた作家の平野啓一郎氏のブログに、まとめの記事が載っているので一部だけご紹介しておく。
(以下一部引用)
2009-10-11
■『クローズアップ現代』再放送28
10月7日放送の『クローズアップ現代』「“助けて”と言えない~いま30代に何が~」にコメンテイターとして出演したのですが、放送後の反響が大きく、急遽、明日10月12日(月)の午前9時30分から再放送されることになりました。
同番組では、今年度一番の視聴率(17.9%)だったそうです。
見逃した方は、是非ご覧ください。
内容は以下の通りです。
今年4月、福岡県北九州市の住宅で39歳男性の遺体が発見された。男性は死の数日前から何も食べず、孤独死していたとみられる。しかし、男性は、困窮する自分の生活について、誰にも相談していなかった。いま、こうした命に危険を及ぼしかねない状況に陥っても、助けを求めない30代が増えている。彼らは「家族に迷惑をかけられない」「自分で仕事を見つけ、何とかする」と誰にも相談できずにいる。家族、友人、地域との繋がりを断ち切り、社会から孤立する30代。番組では、厳しい雇用情勢で先行きが見えないなか、静かに広がる「助けて」と言えない30代の実像に迫る。
若い世代の失業問題はこれまでも取り上げられてきましたが、「“助けて”と言えない」という複雑な心理に焦点を当てたところに、制作スタッフの取材の丁寧さを感じました。