【レビュー№1809】地主のための資産防衛術


評価★★★

どエンド君がTwitterで本書を取り上げていたので読んでみたのだが、絵に描いたような本邦バブル期に踊ってしまった郊外型地主のよくある最悪パターン(NHK土曜ドラマ「ハゲタカ」の第一話に登場する西乃屋を想起する、西野社長が今後を絶望視して自殺する点も含め)だ。経済が右肩上がりであれば誰が何をやってもうまくいくが、そんな時代が永続するわけがない。著者は「ハゲタカ」で言うところの「西野治」と「鷲津」を一人二役でこなす様なことをやっていくわけだが、書中明言は避けているが大手税理士法人のタクトコンサルティングとの出会いがターニングポイントだったのだろう。だから、いつも言っているように「いかに信頼できる相談相手に出会えるか」が決定的に重要なのだ。それは縁もあることなので、難しいことではあるけれども。

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