起業や独立や副業を考えている人が絶対に読むべき本5冊

例によって、金融日記氏のブログからご紹介。
↓の4の本を早速注文した(笑)
(以下全文引用)

起業や独立や副業を考えている人が絶対に読むべき本5冊: "僕みたいにサラリーマンをやりつつ、片手間に個人メディアみたいなことをやっている人に、えらそうに起業だの独立だのいわれたくないかもしれませんが、大量の本を読んだ結果、起業や独立や副業を考えている人は次の5冊の本を絶対に読むべきだという結論に達しましたので、改めて紹介したいと思います。



1. 20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義、ティナ・シーリグ(著)、高遠裕子(翻訳)

(What I Wish I Knew When I Was 20: A Crash Course on Making Your Place in the World, Tina Seelig)



題名のとおりスタンフォード大学で大人気の起業家養成コースの本です。

ある意味で自己啓発本ですが、とても面白いです。

日本人はどういうわけか、お金というものが何か悪いものだと無意識に思っている人が多いですが、いいアイデアを出してお金儲けすることがどんなに素晴らしいかいうことを素直にわからせてくれます。

人々が必要とする新たなサービスやモノを作って、おまけに雇用も生み出して、その結果、自分もお金持ちになる。

素晴らしいです。

著者は神経科学のPhDを取得したあと、なぜか戦略コンサルタントになって、そのあと自ら起業しているのですが、そんな著者が様々な経験をした後に、若かった頃の自分に「こんな風にやればうまくいくんだよ」と教えてあげているような本です。

この本はパッションですね。



以前の書評



2. 貧乏はお金持ち──「雇われない生き方」で格差社会を逆転する、橘玲



「20歳のときに知っておきたかったこと」はベンチャーのメッカであるシリコンバレーで次のGoogleやAppleを作ろうというなんとも志が高い本だったのですが、それに比べるとこちらの橘玲の本はとても志が低い本です。

大企業のサラリーマンは確かに大きな既得権益層で、多くの学生が目指しているところでもあります。

でも、よく考えたら大企業のサラリーマンなんてぜんぜん幸せじゃないじゃん。

「満員電車に毎朝乗って、嫌な上司の指示に従いながら何十年も務めるなんて悲惨じゃね?」みたいなのりで、独立したりフリーランスになったりする方法が書かれています。

そして、ひとり株式会社のマイクロ・カンパニーでいろいろやる方法が詳細に書かれています。



以前の書評



3. 仕事するのにオフィスはいらない、佐々木俊尚



この本は新聞社を辞めてフリーのジャーナリストとして活躍する著者が、クラウド・オフィスの素晴らしさを紹介した本です。

クラウド・オフィスというのはiPhoneのようなスマートフォンとGmailのような様々な無料のクラウド・システムを活用して、どこでもオフィスにしてどこでも働けるようにしちゃおうぜ、という仕事スタイルのことです。

これから独立したり起業したりする人は、クラウド・オフィスを活用するのは当たり前になるでしょう。



実際に僕自身もいろいろクラウド化して、業務の効率を高めました。



富士通のScanSnapが秀逸すぎる件に関して

普通の人がクラウド・コンピューティングをフル活用するための本5冊



4. フリーランスを代表して 申告と節税について教わってきました。きたみりゅうじ



僕がはじめて確定申告しなければいけないとき、僕は税務のことがぜんぜんわからなくて途方にくれていました。

税理士が書いた税務の本をいろいろ読んだのですがどれもこれもおそろしく退屈で、いくら読んでも全体像がつかめないし、一体自分が何をすればいいのかさっぱりわかりませんでした。

そこでたまたまこの本を買ったのですが、この本は実際の税務処理が手に取るようにわかって、非常によかったです。

思わぬ掘り出し物をみつけた感じです。

フリーランスやスモール・ビジネスをはじめる人は是非とも読むといいでしょう。



以前の書評



5. 起業のファイナンス ベンチャーにとって一番大切なこと、磯崎哲也



最後は、上場やバイアウトを目指すような本格的な起業に関する本です。

この本はありそうでなかった本です。

実際にどうやって会社を作って、ベンチャー・キャピタルのような投資家とはどういうふうに付き合って、どういうふうに資本政策を決めて、スタート・アップ企業が優秀な人材を集めるために不可欠なストック・オプションはどうやって発行したらいいのか、などの技術的な話が、非常にわかりやすく説明されています。

本格的なベンチャーをはじめたい人は必ず買っておかなければいけない本ですね。



以前の書評



以上。
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