図解いちばん面白い日本国債入門、永野学
これは面白そうですね。図書館に予約しました。金融日記さんのブログから。
(以下全文引用)
図解いちばん面白い日本国債入門、永野学
この本は日本国債の本ですが、一章と二章に世界の通貨の歴史がとてもよくまとまっています。
この前に紹介した「通貨で読み解く世界経済」は格調高い文章と内容だったのですが、正直ふつうのビジネスマンはこっちの本の方がはるかにわかりやすくて時間の節約になりますね。
現代のお金は信用貨幣といって人々の信用だけが頼りです。
つまりそのお金がなぜ価値があるかというと、他の人が価値があると思って受け取ってくれるからという、それだけの存在なのです。
そしてこの紙切れのお金とは、中央銀行のバランスシートで政府の発行する国債とつながっていますから、その国の国債の信用とお金の信用はほぼ同義です。
この本はそんな国債がどのように発行され、どのように取引されているか。
誰がどれだけ持っているのかなどの、国債の基礎知識が非常にわかりやすくまとまっています。
また、莫大な政府債務が積み上がった日本で財政破綻(デフォルトかハイパーインフレ)が起こるかどうかですけど、著者は起こらないと論じています。
僕も似たような意見で、財政破綻させて国際社会から総スカンを食らうより、何らかの方法でそうさせないように国民が知恵をしぼると思います。
つまり増税と年金などの社会保障費のカットです。
お金という摩訶不思議なものの勉強を手軽にするにはとてもいい本でした。
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