【ひさびさ】【再掲シリーズ】さらば「オシムの言葉」


あまりにも、オランダ戦が凡戦であったので、この記事を再掲しておく。
なお、当初掲載は昨年の12/17である。

今朝の日経朝刊のスポーツ欄に、サッカー日本代表のオシム前監督の長文のインタビュー記事が載っている。さっき女房にも読んでもらった。なかなかに味わい深い文章だ。

オシムと言えば、ベストセラーとなった「オシムの言葉」だろう。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4797671084/ref=cm_rdp_product

オシムは、ことによるとこれで日本を去るのかも知れない。オシム流の「サヨナラ日本」かなと思いつつ、記事を読んだ。

(以下、一部引用)

・協会の体制、スタジアム、練習環境、運営、どれをとっても日本は欧州と同レベルにある。しかしプレーだけ遅れている。日本列島をロープでつないで地中海までえい航できれば、解決できる問題もあるのだが

・現在の経済危機にサッカー界がどう反応するかは興味深い。全部マイナスに働くとは限らず、過度の商業主義のプレッシャーが外れてサッカーに良いものがもたらされる可能性もある。

・今の日本は外国の漁師から高値で魚を買ってばかりいる。そろそろ、”自分たちが欲しいのは魚ではなく、魚の取り方だ”と言ってもいい。簡単には教えてくれないだろうが、経済危機はその秘訣を手に入れる好機になるかもしれない。

・もっとも、教えられた捕り方をそっくりまねて、うまくいく保証はないが。人材育成はアートに近く、投資の割りに効果が出ない覚悟もいる。

・これだけは言えるのは育成に携わる者は”明日のサッカー”を常に考える必要があるということ。”今”ではなく5年後、10年後に対等に戦える選手はどんな選手かをイメージできなければならない。

(引用終わり)

いやーサッカーに止まらず、会社での人材育成や投資にも生きてきそうな「オシムの言葉」ですね。

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