【池田信夫blog】受け継がれない教訓
そして、こちらの記事。
(以下一部引用)
Mankiwがマイナス金利を提案している。ところが奇妙なことに、ゲゼルやケインズの名前を出しているのに、クルーグマンの1998年の論文には言及しないで「バーナンキはインフレ目標論者だから、それをやればいい」という。人為的インフレ論を新たに発見したような書きぶりで、日本で10年前から論争が行なわれてきたことも、クルーグマンがそれを撤回したことも知らないようにみえる。
(引用終わり)
なんとなんと大御所マンキューが乱心か?と思われるほどの乱れぶり。これをみれば池田氏の「アメリカの混乱した不良債権処理はますます日本に似てきた」との発言も正鵠を得たりか。
なんとか米国に真実を知らしめんと、池田氏は一人英語版ブログにて発信を続けられているのだが、、、、、
それにしても、池・池本の補講(上記の動画は該当部分の抜粋です)に『「誤った政策 → 不況に陥る」という命題は正しいとしても、だからといって「正しい政策 → 不況からの脱却」という逆命題が正しいということには(形式論理上も)ならない。正しい政策を正しく実施した(1930年代のような失敗は繰り返さない、90年代の日本の轍は踏まない)としても、不況から早期に脱却できるという話にはならない。』とあったのが、今の米国を見ているとどうも「誤った政策→不況に陥る」愚に陥りそうな気がしてならないのだが。