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【レビューNo.1852】ウクライナ戦争

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ウクライナ戦争 評価★★★★ 早いもので、ウクライナとロシアが戦争状態(ロシア側は依然として戦争という言葉を用いて無いようだが)となって1年となる。開戦後、テレビ等にて専門家として著者が引っ張りだこで出演されていたが、実は評者は著者がほぼ無名の頃からそのTwitterをフォローしていて存在は存じていた。ただ、それはミリタリーにかかる話題になった時(多くは北朝鮮問題だったと記憶するが)に、脇から突然出てくる旧ソ連マニアの変なおっさん?という感じであって、かような専門家の方であるとはついぞ思ってなかった。 本書の冒頭は、2019年に著者らがウクライナ国内にある旧ソ連時代のICBM発射基地(現在はミサイルや核弾頭等撤去の上で、博物館として公開されているらしい)を訪れた時の記憶から始まる。 著者もそこで述べている様に、21世紀の戦争はミサイルが飛び交い一瞬にして勝敗(勝者が残るかどうかは知らないが)が決するものになると思われていたが、今ウクライナで繰り広げられているのは、第二次大戦や第一次大戦を彷彿とさせるいわば肉弾戦だ。 なぜ、この様なことになったのか、そして開戦以来の概要と今後の展望について著者の見解が述べられている。それを見ていて、ため息をつくようなことばかりであったことばかりであったが中身までは書くまい。

【レビューNo.1851】エブリシング・バブルの崩壊

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  エブリシング・バブルの崩壊 評価★★★ 著者はトルコ人であるが、東大理科一類大学院卒業後、野村證券勤務の後に独立し、昨今はYouTubeなどでの動画投稿によりわかりやすい市場解説などが好評であることは、評者のSNS上の知人らの話からは承知していた。 が、近時、かの 池田信夫氏が著者の発言をしばしば引用するなどに及び、特にブログで書評にまで至った本書 は読むしかないかと観念した次第(図書館で十数人待ちだったためKindleにて購入)。 おそらく執筆の途上で予想もしてなかったウクライナ侵略が始まったことが原因と思われるが、書中の前後でやや不可解な内容が存在しているのは残念(編集者はちゃんと最終稿のチェックをしたのだろうか?)だが、本書が指摘しているようなこと(全面的な市場の破局)が、本当に起きるのであれば(それは「 ブラックスワン 」の定義からして、時期は誰にも予測できないが、ちなみに ブラックスワンの本家本元も警告を発している ことは、耳を傾けておくべきであろう。)、今我々はどうしたらいいのだろうか。一人一人が自己責任で真剣に考えねばなるまい。 なお、本書の帯にはさも日本(株式)が有望な投資先と誤認するような記載があるが、著者の言う米国株のファクトリーリセット(リーマンショックを大幅に上回る下落、しかも最大で30年近い長期低迷と予測)が起きた際には、日本株式も無傷ではないと書中には書かれていることは忘れずに書いておこう。

【レビューNo.1850】長寿の嘘

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  長寿の嘘 評価★★★ 先日読んだ和田秀樹氏の70歳本 に、本書の著者のことが幾度となく引用されていたので、同氏の直近作(と言っても4年前の本だが)。 考えてみたら、父がたの叔父叔母や祖母は小太りの人ばかりだった。父も最後18年にわたり脳梗塞とその後遺症に悩まされたが90歳近くまで長寿を全うした。その長兄である伯父は97歳で、まだ元気はつらつだ。 片や母がたの叔父叔母は細身の人間が多く、早く他界したものが多かった。しかも、本書で指摘されているように、がんで亡くなった者が多いのである。 本書では、メタボ健診による過剰なコレステロールコントロールから、かえって日本人の健康にリスクとなっており、特にがんの発症が目立って増えるのだという(死者中の割合)。 本書を読んでいて、評者の長年の持病である めまいについての本に書かれていること を思い出した。同書によると、めまいは耳石位置を適切なところに戻す体操をするとほぼ治るにもかかわらず、「大人の事情により」耳鼻科では投薬治療がなされているという。 それと同じようなことがメタボ健診によって行われ、膨大な医療費が無駄遣いされていると著者は言う。 そう言えばかのタレブも「血圧の薬など何の意味もない」と著書に書いていたかと思う。医療について、我々はもっと真剣に考えなければならないのだろう。

【レビューNo.1849】ITパスポート試験対策書 第5版

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  ITパスポート試験対策書 第5版 評価★★★ 昨今はITパスポートなる資格がある様で、勤務先でその資格に準じる社内テスト合格が必須ということになって、本書が参考図書として電子媒体で配布された。 ところが本書は535ページもあり、その使い方もまずは模擬試験問題的なものを解いた上で、不得意部門を中心に学習せよと言う構成になっており、電子書籍で対応するには年寄り(評者w)にはムリと悟り、自腹で紙の本書を購入。 その効果もあり、わずか数日でテストはパスできた。 やはり、かけるところにはお金かけないとねw

【レビューNo.1848】気がついたら自律神経が整う「期待しない」健康法

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  気がついたら自律神経が整う「期待しない」健康法 評価★★★ 毎度の自律神経研究の小林先生の新作であり、書かれてあることはほとんどいつもと同じなのだが、今回はわかりやすく言えば期待値を下げることで、自律神経にかける負荷を下げようという提案なのだろう。 著者は言う。 家族に期待しない。 上司や部下に期待しない。 会社に期待しない。 友人に期待しない。 運命に期待しない。 自分自身に期待しない。 これだけ読むと、それを実践する人生はさぞかし夢や希望のないものの様に感じられるが、本書を読んで一月以上、このことを時折思い返して考動しているが、少し心が軽くなった様には思う。人間とは、かくも厄介でワガママな生き物なのだなと思いつつ。

【レビューNo.1847】70歳が老化の分かれ道

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70歳が老化の分かれ道 評価★★★ なんか世の中的になし崩し的に70歳まで働き続ける方向にあるようだ。図書館でふとそんな話をして、薦められたのがこちらである(但し、図書館では予約殺到で書店で買うこととなった。手元のものは第14刷とあるので人気の書のようではある)。 著者の名前は存じていたが、自律神経の小林先生並の多筆の方のご様子。 読んでいて面白かったのが、降圧剤とコレステロール管理への疑問だった。 私も長期にわたり何の気なしに服用してきたが、コレステロールを抑えすぎると、免疫機能が低下して癌のリスクが逆に増えると書いてあり驚いた(評者の場合正常値の下限当たりであり、気になる)。 これについての 元ネタはこちらの本 の様であり、幸い図書館に蔵書があったので、早速予約した。近々確認することにしよう。

【レビューNo.1846】アートブラシ カシミア用 洋服ブラシ ドロップ

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  アートブラシ カシミア用 洋服ブラシ ドロップ 評価★★★ 先日意を決して、松屋銀座のアトリエメイド(宮崎元バイヤーの店)で彼らが10年使えると主張するカシミヤのコートを新調した(ちなみに購入の決断するまで数年を要した)のだが、彼曰くカシミヤのコートは専用のブラシで毎回ケアしないとダメだと言う。 ネットで検索してみて驚いたのだが、最も高いブラシは5万円近くするのだという。そんなものは買えないので、Amazonで見かけたこちらを購入。ただ、これはコート用にはややサイズが小さいのではないか?全面を満遍なくケアするのに、少し時間を要する気がする。まあ、これもものを長持ちさせる秘訣なのかも知れないが。

【レビューNo.1845】裏道を行け

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  裏道を行け 評価★★★ 著者は前々から申し上げている通り、 評者の勝手ながらの人生の師匠の一人 である。 昨今著者はサイコ的な方面の著作が多い(最も小説の登場人物はもともと心に何かを抱えた者が多かったが)が、本書もその例には漏れないだろう。 冒頭、かつてのアルファブロガー金融日記くんこと 藤沢和希氏の恋愛工学小説 から幕を開けるという意外な展開を見せるが、毎度の著者の博覧強記ぶりが嫌と言うほど見せつけられ(恐らく過去の著作でクレームでもついたのか、今回は各章ごとに引用について細かに書いてあるのが印象的だった)、お約束通りエヴァンゲリオンやガンダムのニュータイプにまで言及が及ぶ。 恋愛工学→金融工学(実は意外に興味深い内容が多い、ただしその結論は身も蓋もないものだが)と来て、その後は長大な精神工学の章立てとなっているのだろうか。 さんざん読者を振り回した挙句、著者は本書執筆のきっかけが 評者の人生の教科書の一つ が、最近執筆から20年を経て話題となり版を重ねていることだとあとがきで告白する。 そう、本書は 評者の人生の教科書 への長大な「まえがき」なのだ。そう思えば、正月早々のこの気味が悪い読後感もいささか和らぐというものだろう。 ひさしぶりに読み返してみるか。手元からは無くなっているがw

【レビューNo.1844】iPhone SE

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  評価★★★★ 今のiOSがiPhone6Sをサポートすることになったので、我が家のiPhone機種変更計画は来年春頃にするつもりだった。 ところがこのところの円安である。為替レートに敏感なApple社が値上げに直ぐ動くことを過去に経験している身からして、あわてて家族全員のSEへの機種変更を決断、ようやく先週全員の変更が終わった。 スマホとしてはやはりこのサイズ感が、片手操作としては限界だろうし、ホームボタンの有無はコロナ禍を考えれば迷う必要も無いことだった。 それぞれ6S、7からのグレードアップだが、さすがに色んな部分で高速化が進んだのは感じられる。人は廉価版とバカにするのだろうが、普通の人が普通に生活する分には十二分に贅沢な品物だと思う。

【迷著迷盤再読再聴No.3】柳河風俗詩

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  柳河風俗詩 評価★★★★ 最近、iPhoneの機種変更をしたので、iMacに保存している音楽を覗く機会があった。本盤を入れていたことをすっかり忘れていた。そもそも、 迷著迷盤再読再聴シリーズ もすっかり忘れていたがw かつてAmazonのレビューに書いた とおりであるが、本盤の(一部であるが)録音に参加することができたことは、私の一生の宝となったことは間違いない。

【レビューNo.1843】入門 米中経済戦争

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  入門 米中経済戦争 評価★★★★ 昨年のコロナ禍のあたりから、にわかに嫌中派に転じた 野口悠紀雄先生の近著。 そう言えばそのコロナ禍の最中に書かれた「 中国が世界を撹乱する 」は、もともと米中対立についての執筆を急遽変更したと書いておられたので、一年越しの予定されてた原稿の発刊なのだろう。 今回もKindleでの読書となったが、山のようにハイライトするところが出てきた。一言で言えば、AIとビッグデータの活用で中国において「デジタル共産主義」あるいは「デジタル・レーニン主義」(いずれも著者の造語)が生まれようとしているのだ。すなわち「第2次文化大革命」(著者の造語)とでも言うべき大転換が中国で起きつつあると著者は警告する。そして対立を仕掛ける米国ではなく、影響を受けるのは著者の見立てでは日韓豪であり、欧米の受ける影響はさほどでも無いと言う。 また、人口統計から長期的な中国の(ないし世界の)予測を試みているがこの内容も興味深い。ただ、 かつて橘令氏が著書で警告した内容 よりは、楽観的(危機が起きるのが先と予測している点で)の様にも感じた。

【レビューNo. 1842】立川談志ひとり会 落語CD全集 第1集「宿屋の富」「らくだ」

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  立川談志ひとり会 落語CD全集 第1集「宿屋の富」「らくだ」 評価★★★★ 盟友立川談慶師匠のお師匠さんの録音を、少しは聴かないといけないなあと図書館の落語コーナーの一番端っこにあったのを借りたのがこちら。 ライナーノーツもろくに読まずに聴いて返却したのだが、Amazonのレビューによると1960年代の録音の様である。 評者が記憶している談志師匠はたぶんこの 20 年後くらいで、アナーキーな変なオッサン(失礼)の頃なので、これはこれで貴重な記録なのだろう。なにしろ、一席終わった後にご本人の声で「お忘れものございません様に」といったお客さまへのねぎらいと感謝の言葉が複数回録音されており、気配りの人だったのだなあと思った。

【レビューNo.1841】iPhone SEレザーケース - ミッドナイトブルー

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iPhone SEレザーケース - ミッドナイトブルー 評価★★★★  今までiPhoneの純正ケースは買ったことなど無かったのだが、今回会社貸与と私用のいずれもの携帯がiPhone SE となったこともあり、こちらを社用として購入して、 以前紹介したこちら を私用に転用することにした(使用状況からして落下の可能性を考慮した結果)。 結構な値段もするのだが、そこはさすが純正。本体にまさに皮膚のようにフィットする感じはさすが。レザーであることから、経年により味わいも変化するとのことでもあり、よく乾拭きなど手入れしながら使っていきたい。

【レビューNo.1840】サンメディックUV 薬用サンプロテクトEXa ミルクジェル

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  サンメディックUV 薬用サンプロテクトEXa ミルクジェル 評価★★★★ NHKのBSでプロジェクトXのリマスター再放送を少し前にやっていたの。その第一回に司会の国井(元)アナウンサーが、冒頭出演していたのだが、随分とお肌にシミが目立つようになっていて驚いた。 ネットで調べると、男性と言えどもスキンケアに気をつけないといけない様であることがわかって、近所のマツキヨにて買い物をしていたら、レジのおじさんに買うのを予定していたものでなく強引に薦められたのがこちらである。 その時は不快に感じたが、そこは流石に天下の資生堂の製品。これ1本で全て完了(化粧水、乳液、美容液、日焼け止め)するというのは、使ってみると実は極めて便利であり、この値段も理解できるところ(Amazonでは今さらに安くなっているようだ)。毎朝これを塗って出勤しているが、気のせいか若返った様な気もしてくるしお薦めの一品。

【レビューNo.1839】Anker PowerPort III Nano 20W

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  Anker PowerPort III Nano 20W 評価★★★ 一家全員が使っているiPhoneをSEにすることにしたのだが、昨今Appleはコンセント(死語の世界はある #丹波哲郎 )をセットから外して別注品としたようで、ならば純正ではないものを探してみようと買ったのがこちら。 実は勤務先貸与品で純正のものがかなりサイズがデカくなったのが気になっていたのだが、こちらはそれなりにコンパクトであるのがありがたい。特に日常的に使う分について、今のところ何の不具合も無いと申しておこう。

【レビューNo.1838】天才論 立川談志の凄み

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  天才論 立川談志の凄み 評価★★★★ 立川談志没後10年ということで、街を歩いていても各種イベントやテレビやラジオ番組( 先日のNHKラジオ第一放送の特番では著者がゲストスピーカーを務めた )が目に付くなか、我が盟友である立川談慶師匠も続け様に そのテーマででの執筆 を続けている様である。 本書の白眉はやはり第二部である著者の二つ目昇進への苦闘劇であろう。師匠が求める歌舞音曲を必死に学びながらも9年にもわたり前座からの出世を許されない中、妻や弟弟子(これがまたライバル早稲田大学出身の立川談生(当時、現在は談笑))にまでアドバイスを求めながら、ついに師匠から二つ目昇進を認められ、しかも、師匠の名前から一字を与えられた談慶への改名(著者はデビュー時は立川ワコール、、、、、ワコール社で会社員経験の後、師匠に弟子入りしたことからの命名だろう)を許されるシーンは、恥ずかしながら寝床でKindleで読みながら号泣したことを告白しておこう。 読んでいていくつも耳が痛くなることが山のようにあって、Kindleにたくさん「ハイライト」してしまったが、『「動いているだけで評価してもらえるかも」という甘えを持っていたのかもしれません。これは芸人のみならず、カタギのサラリーマン諸氏にもいえることではないかと思います。』は特に痛かった。 ありがとう、これからもよろしくお願いします。 行けるようになったら、寄席に参上します。

【レビューNo.1837】Kindle フロントライト搭載 Wi-Fi 8GB ブラック 広告つき 電子書籍リーダー

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  Kindle フロントライト搭載 Wi-Fi 8GB ブラック 広告つき 電子書籍リーダー 評価★★★ 我が家でおそらく最も古くから使っていた電子製品であったKindle(もはやタイプも不明)であるが、動作ももっさり、スイッチも何やら怪しくなってきたこともあり買い替えした。いつの間にやら結構な値段になっていたことに驚いた。 しかも、本機は広告付きでこの値段とのことでありやれやれと思っていたが、実際には広告は読書中に出るようなものではないとのことで、従来機同様で不自由さは無い。 流石に若干動作については改善されているが、さして変化した感じはしないがそこが良いとこだろう。目にも優しいようだし、昨今老眼もひどくなってきて新書版の紙の本も辛くなってきたこともあり、Kindleで読書が増えることになりそうな予感がし、ベゾスの高笑いが聞こえたw

【レビューNo.1836】ビジネスパーソンのための低気圧不調に打ち勝つ12の習慣

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  ビジネスパーソンのための低気圧不調に打ち勝つ12の習慣 評価★★★ 評者はかかりつけ医から自律神経失調症だとの診断を受けているが、台風が来たり大雨があったりすると極端に体調が悪化し、しかもその症状がいわゆる不定愁訴(めまい、血圧が上がる、立ちくらみ、下痢、便秘などなど)と言われるものでその時になってみないとどういう症状が出るのかわからない困った状況にある。 そんな時この本をAmazonで見かけたので、Kindleを買い替え(後でレビュー予定)たこともあり、早速購入。 中身について納得できるところは多いのだが、問題は本書の売りものであろうこの表紙にもあるアプリ「ウエザーニュース」内にある「天気痛予報」だ。早速今週使ってみたのだが、前夜見ていた予報が当日後から見てみると全然変わっている(要は予報と結果の乖離が大きい)ことが散見され、きつい言い方をすれば使い物にならない(この予報を予期して準備しても失敗する)のだ。今後、本書のような内容が多くの方に知られて、ビッグデータの母数が増え精度が上がることを期待したいが、現時点においては残念な状況であり、★を一つ減らす結果となった。

【レビューNo.1835】BRUCE (XIAOYU) LIU – final round (18th Chopin Competition, Warsaw)

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評価★★★★ 2021年のショパンコンクールは我らが反田恭平が惜しくも2位(二大会連続ファイナリストの小林愛実が4位)の結果で終わった。 反田氏自身は終了直後から感謝と満足の旨のコメントを表明していたが、応援していたこちらとしては悔しくて悔しくて、今日まで優勝者の演奏を聴く気が起きなかった。 ようやくこちらを拝聴したが、完璧な演奏で優勝に値する内容と脱帽した。 今回、準地元であった反田氏はやや知情意のバランスが情に傾きすぎたか。私は、そういう彼の演奏が好きなのだが。まあ、音楽はコンクールのためだけに存在しているわけでは無いから、気に病むことは無いのだが。決勝での反田氏の複数回認められたミスタッチ無かりせば、結果はどうだったろうか?このモヤモヤをこれからも抱えながら、ひとりのファンとして彼の成長を見つめていきたい。

【レビューNo.1834】満州とアッツの将軍 樋口季一郎 指揮官の決断

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  満州とアッツの将軍 樋口季一郎 指揮官の決断 評価★★★★ 前々から大戦末期の北方方面での対ソ戦でのことは学ばないといけないと思っていたが、 例のキスカ島撤収作戦の小説 に、準主役級でこの方の名前が出てきたので、ほんの些細な気持ちで本書を読み始めたが、ほんとにすごい方だ。 あの石原莞爾と陸軍中央幼年学校、陸軍士官学校、陸軍大学校と同期の桜で、結婚後は互いに家族ぐるみの付き合い。この時代は陸軍大学校に落ちた者が東大に行く時代なので、二人ともとてつもないエリート中のエリートなのだ。事実欧州駐在中はオペラ鑑賞を趣味とし、ダンスやピアノを学び、社交界にも出入り(それが諜報の上で必要だったという事情もあるが)していたというから、単なる軍人バカ(失礼)では無いのだ。彼の部下であった人間が、永田鉄山を暗殺し、結果日本が果てることない戦争に突き進んでしまったのは日本の悲劇か(親友である石原莞爾も米国との最終戦争に備えて、中国での戦線拡大には反対であり、結果閑職に追いやられ戦後失意の死を遂げたと言う)。 ハルビン特務機関時代はシベリア鉄道で逃げ延びてきたユダヤ人(一説には累計2万人)救出に加担、その責任を問われ東條英機参謀長(当時)に呼び出された時は東條に「参謀長、ヒットラーのお先棒を担いで弱いものいじめすることを正しいと思われますか」と言い放つ(結果、不問)。 その後、北部軍司令官としてアッツ玉砕の苦渋の決断とキスカ島撤収の奇跡を生む。 広島に新型爆弾投下との一報を聞いて、当時北大の中谷宇吉郎と面談、中谷から「二、三年は大丈夫と考えて居た。それは原子爆弾です。」との情報を得る。 終戦時は、8/15以後も侵略するソ連軍を占冠島で撃退(撃退した戦力の大半は元キスカ島守備隊兵員であり、装備、士気も高かったという)し、からくも米軍北海道進駐までの時間を稼ぎ、結果日本が分断国家になることを防いだ。樋口は若い時分の欧州駐在の頃の経験からソ連(ロシア)を強く警戒し続けており、最後の最後で彼の知見が役立ったのだ。 ある意味、今日の日本の姿が保つことができた(北方領土は奪われたが北海道は残った)のも彼のおかげだ断言しても、決して言い過ぎではあるまい。戦中秘史とでも言うべき好著であろう。