投稿

【レビューNo.1837】Kindle フロントライト搭載 Wi-Fi 8GB ブラック 広告つき 電子書籍リーダー

イメージ
  Kindle フロントライト搭載 Wi-Fi 8GB ブラック 広告つき 電子書籍リーダー 評価★★★ 我が家でおそらく最も古くから使っていた電子製品であったKindle(もはやタイプも不明)であるが、動作ももっさり、スイッチも何やら怪しくなってきたこともあり買い替えした。いつの間にやら結構な値段になっていたことに驚いた。 しかも、本機は広告付きでこの値段とのことでありやれやれと思っていたが、実際には広告は読書中に出るようなものではないとのことで、従来機同様で不自由さは無い。 流石に若干動作については改善されているが、さして変化した感じはしないがそこが良いとこだろう。目にも優しいようだし、昨今老眼もひどくなってきて新書版の紙の本も辛くなってきたこともあり、Kindleで読書が増えることになりそうな予感がし、ベゾスの高笑いが聞こえたw

【レビューNo.1836】ビジネスパーソンのための低気圧不調に打ち勝つ12の習慣

イメージ
  ビジネスパーソンのための低気圧不調に打ち勝つ12の習慣 評価★★★ 評者はかかりつけ医から自律神経失調症だとの診断を受けているが、台風が来たり大雨があったりすると極端に体調が悪化し、しかもその症状がいわゆる不定愁訴(めまい、血圧が上がる、立ちくらみ、下痢、便秘などなど)と言われるものでその時になってみないとどういう症状が出るのかわからない困った状況にある。 そんな時この本をAmazonで見かけたので、Kindleを買い替え(後でレビュー予定)たこともあり、早速購入。 中身について納得できるところは多いのだが、問題は本書の売りものであろうこの表紙にもあるアプリ「ウエザーニュース」内にある「天気痛予報」だ。早速今週使ってみたのだが、前夜見ていた予報が当日後から見てみると全然変わっている(要は予報と結果の乖離が大きい)ことが散見され、きつい言い方をすれば使い物にならない(この予報を予期して準備しても失敗する)のだ。今後、本書のような内容が多くの方に知られて、ビッグデータの母数が増え精度が上がることを期待したいが、現時点においては残念な状況であり、★を一つ減らす結果となった。

【レビューNo.1835】BRUCE (XIAOYU) LIU – final round (18th Chopin Competition, Warsaw)

イメージ
評価★★★★ 2021年のショパンコンクールは我らが反田恭平が惜しくも2位(二大会連続ファイナリストの小林愛実が4位)の結果で終わった。 反田氏自身は終了直後から感謝と満足の旨のコメントを表明していたが、応援していたこちらとしては悔しくて悔しくて、今日まで優勝者の演奏を聴く気が起きなかった。 ようやくこちらを拝聴したが、完璧な演奏で優勝に値する内容と脱帽した。 今回、準地元であった反田氏はやや知情意のバランスが情に傾きすぎたか。私は、そういう彼の演奏が好きなのだが。まあ、音楽はコンクールのためだけに存在しているわけでは無いから、気に病むことは無いのだが。決勝での反田氏の複数回認められたミスタッチ無かりせば、結果はどうだったろうか?このモヤモヤをこれからも抱えながら、ひとりのファンとして彼の成長を見つめていきたい。

【レビューNo.1834】満州とアッツの将軍 樋口季一郎 指揮官の決断

イメージ
  満州とアッツの将軍 樋口季一郎 指揮官の決断 評価★★★★ 前々から大戦末期の北方方面での対ソ戦でのことは学ばないといけないと思っていたが、 例のキスカ島撤収作戦の小説 に、準主役級でこの方の名前が出てきたので、ほんの些細な気持ちで本書を読み始めたが、ほんとにすごい方だ。 あの石原莞爾と陸軍中央幼年学校、陸軍士官学校、陸軍大学校と同期の桜で、結婚後は互いに家族ぐるみの付き合い。この時代は陸軍大学校に落ちた者が東大に行く時代なので、二人ともとてつもないエリート中のエリートなのだ。事実欧州駐在中はオペラ鑑賞を趣味とし、ダンスやピアノを学び、社交界にも出入り(それが諜報の上で必要だったという事情もあるが)していたというから、単なる軍人バカ(失礼)では無いのだ。彼の部下であった人間が、永田鉄山を暗殺し、結果日本が果てることない戦争に突き進んでしまったのは日本の悲劇か(親友である石原莞爾も米国との最終戦争に備えて、中国での戦線拡大には反対であり、結果閑職に追いやられ戦後失意の死を遂げたと言う)。 ハルビン特務機関時代はシベリア鉄道で逃げ延びてきたユダヤ人(一説には累計2万人)救出に加担、その責任を問われ東條英機参謀長(当時)に呼び出された時は東條に「参謀長、ヒットラーのお先棒を担いで弱いものいじめすることを正しいと思われますか」と言い放つ(結果、不問)。 その後、北部軍司令官としてアッツ玉砕の苦渋の決断とキスカ島撤収の奇跡を生む。 広島に新型爆弾投下との一報を聞いて、当時北大の中谷宇吉郎と面談、中谷から「二、三年は大丈夫と考えて居た。それは原子爆弾です。」との情報を得る。 終戦時は、8/15以後も侵略するソ連軍を占冠島で撃退(撃退した戦力の大半は元キスカ島守備隊兵員であり、装備、士気も高かったという)し、からくも米軍北海道進駐までの時間を稼ぎ、結果日本が分断国家になることを防いだ。樋口は若い時分の欧州駐在の頃の経験からソ連(ロシア)を強く警戒し続けており、最後の最後で彼の知見が役立ったのだ。 ある意味、今日の日本の姿が保つことができた(北方領土は奪われたが北海道は残った)のも彼のおかげだ断言しても、決して言い過ぎではあるまい。戦中秘史とでも言うべき好著であろう。

【レビューNo.1833】不器用なまま、踊りきれ。

イメージ
不器用なまま、踊りきれ。 評価★★★ 多作を続ける我が盟友の立川談慶師匠の近著。既に 次の作品の刊行もAmazonで告知されており 、ますます執筆活動を加速させているようだ。 本書を読んでいて思い出したのが、 タレブの「ブラック・スワンの箴言」 だ。著者はこの本のことは知らないだろうけれどもw 前座として約10年師匠立川談志に仕えた著者が、師匠の「ちょっとした一言」を師匠没後10年のいま振り返り、著者なりに「拡大解釈」を加えたもの。 タレブはタレブなりの、立川談志には談志なりの箴言があるわけであり、ある意味「超人」の前には我々はうなづくしか無いのだろう。

【レビュー№1832】データエコノミー入門

イメージ
  データエコノミー入門 評価★★★★ 2020年刊行の文庫版「ブロックチェーン革命」 のアップデートとも言える内容だが、今回は思い切り金融分野に内容がシフト。 まえがきで「金融機関にお勤めの方は読むべきだ」と脅しの様なことを書いておられた(まえがきはネットで公開されていたので、読む前から知っていた) ので、Amazonをポチった次第。 先生も早いもので80歳を超えられたというのに、この分野の現状や変化をフォローし続ける執念や凄まじい。余談だが、かつてポリーニがショパンコンクールで優勝した際に、審査委員長のルービンシュタインは「今ここにいる審査員の中で、彼より巧く弾けるものが果たしているであろうか」と賛辞を述べたそうだが、それを真似れば「今ここにいる金融機関職員の中で、先生より的確に(ビッグ)データとしてのマネー(の価値)を理解しているものが果たしているであろうか」ということになるのだろう。 (ビッグデータの分野で)先生の基本シナリオはGAFAMの一人勝ち(5人勝ち?)継続なのだが、なんと先生の試算によれば、Googleや Facebookは市場で正しく評価されてない(株価が安い)のだと言う。 しかし、国際的な個人情報保護の流れ(Cookieの拒否など)から、従来通りのビッグデータの収集が困難になる中、ビッグデータとしてのマネーが狙われているというのがことの真相の様だ。Facebookのdiemやデジタル人民元などはその意図はすべてそれで説明がつく様である。 その中で、終わり 3 章くらいは日本のマネーと金融機関の現状と問題点が検証され、ラストは先生のポエムの様な未来のおとぎ話で終わっている。これをポエムに終わらせずに、現実にすることが我々に課せられた課題なのだろう。

【レビュー№1831】トクサツガガガ

イメージ
トクサツガガガ 評価★★★★ 放映から2年半近く経つというのに、先日NHKのBSでまたもまとめ再放送が行われていた ので、やや時間をかけて親子一緒に視聴させていただいた。 いまやCM等で飛ぶ鳥を落とす勢いの小芝風花であるが、実は本作品がドラマ主演初作品である。 評者の娘もジャンルは違うがアニメオタク、通称アニオタであるので、娘の普段の行動や発言等を理解するのに、本作品は大変に役立った。同時に、娘も自分の行動を正当化し自信を持つことに、役立ったのではないかw 基本はコミカルなドラマではあるが、そこに親、兄弟、友達、そしてそれがSNSが当たり前となった現代でどうつながるかなどなど、考えさせられるところも多い佳作である。