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【レビュー№1718】図解 相続対策で信託を使いこなす

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評価★★★ ひさしぶりに業務上で民事信託について説明を求められそうな予感がしたので、真っ先に宮田先生の著書を読もうとしたら、改訂版が出ていたことを知り読んでみる。 おそらくこの分野の第一人者と思うが、さすがの安定感で助かる。それにしても、こんな難解なものを民事信託としてただの一般人に任せることが資産承継対策として通っていくことがいいことなのかどうか、やはり疑問は残る。

【レビュー№1717】顧問税理士も知っておきたい 相続手続・書類収集の実務マニュアル(第3版)

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評価★★★★ 本書は個人の税理士が執筆してるのだが、第3版。この手の専門書はアップデートされるのが重要なのだが、個人の税理士が執筆している点でかなりの負荷と思われるが、なにげにこの分野の発刊は実はほとんど無いも同然なので、実にありがたい話である。 評者は業務上と個人的な事由(親がそろそろやばい)によって継続的に本書を読んでいるのだが、この分野の専門書として他に推薦するものが見当たらないのが現状だ。 なお、この手の相談は信頼のおける相談相手が居るかどうかが極めて重要であることは、あわせ指摘しておきたい。

【レビュー1716】「超」AI整理法

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評価★★★ 毎度書いているが、本書の著者である野口悠紀雄氏と橘玲氏は私の個人的な命の恩人である。もう四半世紀前くらいだろうか。著者の『 「超」整理法 』に出会ってなければ、評者の業務上の遂行能力はほどなく崩壊していたことだろう。 ちょうどその頃から職場で一人一台PCを使うことになったように記憶する。我々はITが世の中に広がっていく時代をまさに駆け抜けてきたわけだ。『 「超」整理法 』は「紙の情報」についての整理法が述べられているが、実は今回の『「超」AI整理法』にもその概要が再掲されており、懐かしく感じた。無論『 「超」整理法 』は著者にとっても評者にとってもいまだに「現役」であり、記憶ベースだが「紙」の情報等が行方知れずとなったのはこの四半世紀では一度だけだったと思う。それだけ理にかなった手法なのだ(なお、今回の『「超」AI整理法」においてその理由について考察が書かれており、これも興味深い)。 時が流れ、インターネット、スマホと変遷していく中、 数年前より著者は音声入力による執筆を開始していた ことは承知していた。さらにこの春先よりサービス提供が始まった Googleレンズ なども踏まえたいわば超整理法3.0が本書の正体だろう。しかしながら、例えば評者のように組織に所属している人間にとって、本書で提案されていることを実行するのは、ほぼ不可能に近いことを本書を読み終えてから数ヶ月たった今実感している。グーグルにログインした状況でないとGoogleドライブもGoogleレンズも使用不可と思われるからだ(勤務先から貸与されているiPadで音声入力は可能だったが。)。 そういう意味では、組織人にとってこれからのAIの時代は住みにくい時代になるのだろう、これが本書を読んでの感想である。

【レビュー№1715】パパといっしょ

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評価★★★★ 今年の父の日の娘からのプレゼントが本書だった。 泣けたよw

【レビュー№1714】長友佑都のファットアダプト食事法

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評価★★★★ サッカー日本代表の長友選手による糖質をコントロールした上で脂質を多く摂ることを志向したファットアダプト(食事)健康法の入門本。彼自身による書き下ろし部分と、彼が専属として雇っている加藤シェフによるレシピを含めたファットアダプト基本編と、糖質制限の理論的権威でもある北里大学の山田糖尿病センター長による学術的解説の三部構成からなっている。 前々回ワールドカップ(ブラジル)大会、日本代表も長友選手自身も不振を極めていた。ふと目にしたジョコビッチ選手の食事健康本からストイックなまでの糖質制限を決行するがどうもフィットしない。そうしている内に偶然に加藤シェフと山田医師との出会い(と言ってもネット上の様だが)がもたらされ、感覚的にはそうかと思っていた「糖質をコントロールしながら、脂質をより多くとる」ファットアダプトを彼は実践することになる。前回ロシア大会ワールドカップでの彼の大活躍を見た貴方なら、彼が何か変わったと感じたのではないだろうか。実際代表チームのトレーナーからも「筋肉の質が変わったね」とのコメントをもらい、彼はその効果を確信、それが本書の執筆に繋がっている。 著者は次々会ワールドカップまで代表として出場を続けマテウス(元ドイツ代表主将)を超えたいと本書で叫んでいるが、一糖質制限マニアとして、ぜひその成功を祈りたい。心からそう思う。

【レビュー№1713】父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。

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評価★★★ 地元の図書館で予約しようとしたら順番待ちがなんと200人を超えていた。 池田信夫blogに反緊縮の入門書とあった ので、しかたねーなと思いつつずいぶん久しぶりにKindleにて購入して介護休暇中に実家で読んでみたのが、さっぱりピンと来ない。要は随筆みたいな感じで、著者が何を言いたいのかはっきりしないのだ。このままだと私の中では反緊縮の方々は理論的根拠が無いまま主義主張を述べておられるのかということになってしまうのだが。人気の書であるようなので★3つとしたが、読んで楽しいか?と言われるとそれはノーという答えになるだろう。

【レビュー№1712】「雪風」に乗った少年

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評価★★★ 著者はわずか15歳で出征した「海軍特別少年兵」、偶然にも「幸運の雪風」こと駆逐艦雪風に配属となり、今日まで生き残ることとなったそうだ。「海軍特別少年兵」の一期生は60%以上が戦死されたそうだ。しかも、そもそもこの制度は「中長期的な視点により、艦艇の乗組員や陸戦部隊等における将来の中堅幹部を要請する」ものだったにも関わらず、、、、、、なにやら現代の社畜界隈でも通じそうな話である(なお、評者もごく最近その様な目にあっている)。 「海軍特別少年兵」は競争倍率10倍もの難関の志願兵制度だったという。にもかかわらず、教育中に自殺者が出てしまうほどのスパルタ教育。しかし著者は出征の際に母に言われた「死んではなにもならない、必ず生きて帰ってこい」との言葉を常に念じてきたという。 著者が「雪風」に乗艦したのは既に戦局が傾いたマリアナ沖海戦の頃からなのだが、この当時の「雪風」艦長(寺内正道少佐)がまた素晴らしい。氏は着任の時の挨拶で「俺がこの『雪風』に乗り組んだ以上、この船は絶対に沈ませない。だから心してみんな頑張ってくれ」と言ってのけるのだ。そして、この艦長の見事な操艦なかりせば大和特攻から生還することは無かったであろうことが、本書には書かれている。 著者は戦後復員せず、復員輸送艦の任に就いた雪風と最後まで運命を伴にするのだった。そう、最後台湾に戦利品として渡されるその日まで。 もはやこの時代のことを現実に語ってくれる方も残り少ないであろう。貴重な記録の書である。大和特攻含め、戦地に散った方に改めて合掌。