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【レビューNo.1674】ブランド人になれ!

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評価★★★ 著者の田端信太郎氏との付き合い(と言ってもリアルでお会いしたのはご自身のライブドア(当時)退職記念大オフ会の時の一度だけで、あとは SNS 上のみの接点だが)も長くなった。元はお互い株式ストラテジストの春山昇華さんのブログの熱烈な読者ということだったのだが、ある日そのブログのシステム( NTT 系の某社が管理)が崩壊、膨大な知見が藻屑と消えそうとなった時、私が田端氏に「お宅(ライブドア)はそういうサービスやってんだから、なんとかしろ!」と吠えたのが接触の始まりだったろうか。もはや懐かしい昔話である。 そんなこんなで、氏の動きはそれとなくずっと見続けていたわけだが、今回のこの刺激的な題名と表紙(ミッションインポッシブルのトムクルーズかよ w )のご著書を開けてみて、予想以上に氏が組織の中でいかに「自分」をワークさせて来たかということに集中していたかということに、意外な驚きを感じている。中に書いてある「若いうちは、質より量」「上司と(ないし同僚と)食事に行くな」というのは、究極の組織人である私も日頃から実践してしていたので、非常に理解できるところだった。 読んで損はないと思うが、ひとつだけ意地悪なことを言っておくと、本書とてナシーム・タレブの言うところの「勝者バイアス」であることは、忘れてはいけないであろう。

【レビューNo.1673】はじめての人にもわかる金融商品の解剖図鑑

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評価★★★★ 仕事関係の情報収集先として、少し前から 著者のTwitterアカウント をフォローしていたのだが、投信信託、生命保険、iDeCo、先物、オプション、はては住宅ローンや不動産投資に至るまで投資についての税務面も含めたメリット・デメリットをわかりやすく解説した好著(ただしややしつこい)。特に、今まであまり語られることのなかったiDeCoのデメリット(著者は裏バージョンと呼ぶ)については、私も頭では理解していたつもりだったが、かなり誤解していたようだ。 本書に書いてあるような金融商品(だけではないのだが、本書に書かれているのは)に投資行為を開始する前には、必ず本書に書かれてあることは熟知していないといけないだろう。実際にはそういう人は、ほとんどいないのだろうが。

【レビューNo.1672】朝日ぎらい

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評価★★★ ファンである橘玲氏の近著なので題名に怪訝な気持ちになりつつ手に取ったが、最後まで何を誰に対して言いたかったのか、さっぱりわからなかった。まあ、この自由度の高さが橘さんのいいところなんだろうから、あっちふらふらこっちふらふら(実際今はサッカーワールドカップ観戦のためにロシア現地に滞在中の様だが)しながら、また面白いものを書いていただけるのだろう。

【レビューNo.1671】さらば、GG資本主義

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評価★★★ 本書にも記されているように今をときめく著者が社長を務めるレオス・キャピタルワークス社も、かつてリーマンショックの余波で破綻の淵に晒されている。当時同社についての暗澹となるような記事がブルームバーグに出て、心配になった私は Twitter の DM でご本人に「大丈夫ですか?」とお尋ねしたことがある。その時のご返事がどんな内容だったか、今となっては定かに覚えてないが、そんな苦労の時を経ていまや運用業界の「虎」となったのが著者なのだろう。一方、評者は「辞めない勇気(沼田 #hagetaka )」を発揮して今日に至るのだが、その差は天文学的に開いてしまった。 ここに書かれてあることは、この 10 年近く著者の発言を暖かく見守ってきた評者にとっては既知の内容がほぼ大半だったように思うが、どこかこの 10 年を振り返るような味わい深いものを感じながら読ませて頂いた。

【レビューNo.1670】逃げられない世代

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評価★★★ ネットでよくお見かけする元中堅?官僚による近未来日本への警告書といったところか。非常に軽いタッチで書かれているのであっという間に読めてしまうが、面白かったのは日銀の出口戦略のところ。著者は 2040 年までかかると予想している。ただでさえマイナス金利で疲弊している商業銀行業界が、そこまで保つのか?個人的には心配な気がするのだが。

【レビューNo.1669】「超」独学法

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評価★★★ 毎度の野口悠紀雄せんせの知的ノウハウ的執筆。実質的には 「超」勉強法 のアップデート版というところだろうか? 著者の過去の著作とダブっているところも相当あるが、コアな読者にとっては、ああそんなこともあったなあと懐かしくなる不思議さがある。 それにしても、例の音声入力執筆を続けておられるのだろうが、凄まじい執筆スピードであることには本当に感心する。 70 過ぎのおじいさん(失礼)とはとても思えない。

【レビューNo.1668】シューベルト:交響曲第8番「未完成」、ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」

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評価★★★ 世が世ならばカラヤンではなくチェリビダッケがベルリン・フィル首席指揮者だったかも知れないと聞いたことがある。しかし、御本人は大の録音嫌いだったそうでチェリビダッケ指揮の音源にあまりお目にかかったことがない。今頃になってこんな盤が出てくるところに、人気の根強さは感じるが。 予想通りのスローテンポ。特に「新世界」はバーンスタイン・イスラエル・フィル盤をも凌ぐような重いテンポだ。かといって、どこかキリッと締まったところを感じるのが不思議。好みは分かれるだろうが、往年の名指揮者であることは間違いないので、一度聴いておいても損は無いだろう。